12日の株式相場見通し=続伸か、ナスダック反発受けリスク選好が続く
12日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受け主力株を中心に買いが続きそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが上昇一服となったものの、ここ売りに押されていたナスダック総合指数が反発に転じ、ハイテク株への買い戻しの動きが表面化した。日経平均株価は前日に大幅高を演じ終値で2万5000円台のフシ目を突破したが、ナスダック指数上昇が安心材料となり、きょうも余勢を駆って一段の上値を目指す展開が想定される。ただ、直近は7営業日続伸で、この間に2400円近くも水準を切り上げていることから、スピード警戒感も拭えない。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念もあり、買い一巡後は伸び悩む可能性がある。
11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比23ドル29セント安の2万9397ドル63セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同232.575ポイント高の1万1786.431だった。
日程面では、9月の機械受注統計、9月の第3次産業活動指数、10月の企業物価指数、10月の都心オフィス空室率など。海外では10月の米消費者物価指数(CPI)、10月の米財政収支、メキシコ中銀の金融政策決定会合など。