前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■アイフル <8515> 281円 (-40円、-12.5%)
東証1部の下落率2位。アイフル <8515> が急反落。同社は11日大引け後に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の103億円に急拡大し、従来予想の83億円を上回って着地。しかしながら併せて、通期の同利益を従来予想の203億円→176億円(前期は17.1億円)に13.3%下方修正し、増益率が12倍→10倍に縮小する見通しとなった。
■日本マイクロニクス <6871> 942円 (-104円、-9.9%)
東証1部の下落率4位。日本マイクロニクス <6871> が続急落。同社は11日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年12月期(15ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の38億円→23億円に39.5%下方修正した。
■日医工 <4541> 1,030円 (-100円、-8.9%)
東証1部の下落率5位。日医工 <4541> が急反落。同社は11日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比91.9%減の3.6億円に大きく落ち込んだ。
■電通グループ <4324> 3,190円 (-290円、-8.3%)
東証1部の下落率6位。電通グループ <4324> が急反落。同社は11日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は前年同期比55.7%増の250億円に拡大した。同時に、従来未定としていた今期の年間配当は71.25円(前期は95円)実施する方針とした。
■GMO-FG <4051> 17,930円 (-650円、-3.5%)
GMOフィナンシャルゲート <4051> [東証M]が4日続落。11日の取引終了後、21年9月期連結業績予想を発表しており、売上高48億円(前期比30.0%増)、営業利益5億8900万円(同30.1%増)、純利益3億6800万円(同26.1%増)としたが、営業利益で6億円台後半を見込んでいた市場予想を下回ることから、売り優勢となったようだ。次世代決済端末・プラットフォーム「stera」の伸長や、IoT分野における同社決済端末の広がりに加えて、稼働端末数の増加によるストック型収益の積み上がりなどによる業績の拡大を見込んでいる。なお、年間配当は同7円増の47円を予定している。同時に発表した20年9月期決算は、売上高36億円9100万円(前の期比55.2%増)、営業利益4億5200万円(同2.0倍)、純利益2億9100万円(同2.2倍)だった。
■サンドラッグ <9989> 4,130円 (-60円、-1.4%)
サンドラッグ <9989> が反落。11日の取引終了後に21年3月期の連結経常利益を従来予想の338億円から386億円に引き上げると発表したが、株価は年初来高値圏にあり、材料出尽くし感から利益確定売りに押された。新型コロナウイルス感染症拡大に伴うマスク・消毒液といった感染症予防対策商品や食料品・日用品などの巣ごもり消費需要の増加が追い風となるほか、販売促進自粛やセミセルフレジの導入などによる生産性向上が上振れの要因となる。業績好調を踏まえ、年間配当を従来計画の68円から70円(前期は68円)に増額修正している。
※12日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース