注目銘柄ダイジェスト(前場):Chatwork、サイバーダイン、キャリアインデなど

市況
2020年11月16日 12時14分

マツモトキヨシ<3088>:4670円(+360円)

大幅反発。先週末に上半期決算を発表、営業利益は145億円で前年同期比21.3%減益となったが、7-9月期は89億円で同3.9%減まで減益幅が縮小し、市場予想も50億円近く上回っている。また、通期予想は従来の305億円から350億円、前期比6.8%減にまで上方修正、ココカラファインとのシナジー発現などを想定しているようだ。インバウンド売上の回復時期が先送りされる中、想定以上の収益力を見直す動きになっている。

チェンジ<3962>:10070円(+700円)

大幅続伸。先週末に20年9月期の決算を発表、営業利益は36.3億円で前期比3.4倍の大幅増益となっている。第3四半期決算時に上方修正した水準の34億円を上振れる着地に。21年9月期見通しは47-52億円のレンジ予想としており、大幅増益基調が続く見通しにもなっている。期初段階からの高い増益見通しを受け、あらためて高い成長性への評価の動きが強まっているようだ。12月末を基準とする1:2の株式分割実施も発表。

ノーリツ鋼機<7744>:2278円(+264円)

大幅続伸。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は33.3億円で前年同期比47.2%増益となった。従来予想の14.4億円を大幅に上回る着地となっている。巣ごもり需要の増加などで、ホームユース向けを中心とした販売が好調であった。また、通期予想は従来の40.1億円から52億円に上方修正している。20年12月期は9カ月の変則決算となっている。音響機器関連の売上見通しを大幅上方修正、ヘルスケア事業も順調に上振れへ。

Chatwork<4448>:1690円(-500円)

ストップ安。20年12月期の営業利益を従来予想の2.31億-3.59億円から2.89億円(前期実績0.77億円)に修正している。テレワーク需要が一巡しているほか、システム原価の資産計上などを考慮した。前回予想の範囲内に収まる見通しとあって、材料出尽くし感が広がっている。また、第3四半期累計(20年1-9月)は前年同期比366.9%増の2.87億円で着地しており、修正後の利益の伸びが小さいことも売り材料視されているようだ。

キャリアインデ<6538>:608円(+100円)

ストップ高。先週末に上半期決算を発表、営業利益は2.2億円で前年同期比52.1%増益となり、第1四半期の減益から急回復する形になっている。据え置きの通期計画4.2億円に対する進捗率も50%を超過、下振れ懸念が大きく後退している。撤退領域や人材領域の売上が減少したものの、不動産領域の拡大が売上の下支えとなるとともに、収益率の向上につながった。

プレサンス<3254>:1750円(+190円)

大幅反発。筆頭株主のオープンハウスがTOBを実施して連結子会社にすると発表している。現在31.82%の株式を保有しているが、TOBと第三者割当増資の引き受けで、議決権比率を最大64.42%にまで高めるようだ。TOBと出資の総額は最大で400億円規模、TOB価格は1850円で先週末終値から19%のプレミアムとなっている。TOB期間は16日から2021年1月14日まで。TOB価格へのサヤ寄せ、一段のシナジー効果期待の動きが先行。

トヨクモ<4058>:5630円(+180円)

大幅に反発。12月31日(実質的には12月30日)を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位あたりの金額を引き下げ、投資家層の拡大と株式の流動性向上を図る。20年12月期第3四半期累計(20年1-9月)の営業利益は1.63億円。前年同期比増減率は非開示。安否確認サービスなどの契約数が順調に増加した。通期予想は前期比97.7%増の1.92億円で据え置いた。進捗率は84.9%。

サイバーダイン<7779>:858円(+150円) 852 +144

ストップ高。21年3月期第2四半期累計(20年4-9月)の営業損益を3.62億円の赤字(前年同期実績は3.80億円の赤字)、純損益を1.67億円の黒字(同1.12億円の赤字)と発表している。新型コロナウイルスの影響でトレーニングサービスの売上が減少した一方、受託研究事業収入や投資有価証券評価益などを計上した結果、利益が押し上げられた。通期予想は開示していない。

《ST》

提供:フィスコ

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