大王製紙が続伸、国内大手証券は「2」へ引き上げ

材料
2020年11月30日 11時19分

大王製紙<3880>が続伸している。大和証券が27日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ、目標株価を1550円から2000円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。

同証券では、コロナ禍の難しい事業環境でも、おむつの新製品投入及びマスクへの新規参入などスピード感を持った経営判断で一定の成果が表れていることを評価し、衛生用紙全般を提供できることが同社の最大の強みとしている。21年3月期営業利益の会社側計画は上方修正されたが、同証券では更に新計画を上回る収益が見込めると予想しており、同営業利益予想を260億円から325億円(会社計画320億円)へ引き上げている。また、22年3月期も、紙・板紙事業において印刷用紙及び段ボール販売の緩やかな回復に加えて、H&PC(ホーム&パーソナル)事業はマスク及びウエット関連の衛生用品の堅調な販売が続くと見て、更なる利益成長が見込めるとしている。

出所:MINKABU PRESS

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