1日の香港市場概況:ハンセン0.9%高で反発、中国PMI上振れ

市況
2020年12月1日 18時00分

1日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比226.19ポイント(0.86%)高の26567.68ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が113.17ポイント(1.07%)高の10659.64ポイントとそろって反発した。売買代金は1531億2600万香港ドルに縮小している(11月30日は2406億8700万香港ドル)。

中国景気の持ち直しが改めて意識される流れ。取引時間中に発表された11月の財新中国製造業PMI(民間集計)は54.9となり、低下予想(53.5)に反し前月(53.6)から上昇した(およそ10年ぶりの高水準を記録)。前日には、同月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が上振れし、景況判断の境目となる50を9カ月連続で上回ったことが明らかにされている。(亜州リサーチ編集部)

ハンセン指数の構成銘柄では、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が3.8%高、本土最大手行の中国工商銀行(1398/HK)が3.7%高、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が3.6%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.7%高と上げが目立った。

セクター別では、中国の金融が高い。上記した中国工商銀行と中国平安保険のほか、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が5.9%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が4.2%、中国太平保険HD(966/HK)が7.7%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が4.8%ずつ上昇した。

空運キャリアや空港、海運・港湾など交通・運輸セクターもしっかり。中国南方航空(1055/HK)が3.6%高、中国国際航空(753/HK)が3.4%高、中国東方航空(670/HK)が2.3%高、海南美蘭国際空港(357/HK)が7.9%高、北京首都国際機場(北京首都空港:694/HK)が7.4%高、太平洋航運集団(2343/HK)が3.2%高、中遠海運HD(1919/HK)が3.0%高、招商局港口HD(144/HK)が3.9%高、天津港発展HD(3382/HK)が3.3%高で引けた。

家電やスポーツ用品の消費セクターも物色される。海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が3.7%高、海信家電集団(ハイセンス・ホーム・アプライアンシズ・グループ:921/HK)が3.6%高、TCL電子HD(TCLエレクトロニクス・ホールディングス:1070/HK)が2.3%高、安踏体育用品(ANTAスポーツ・プロダクツ:2020/HK)が4.8%高、李寧(リーニン:2331/HK)が3.5%高と値を上げた。

半面、決算報告した銘柄群の一角はさえない。バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が11.8%安と急落した。1?9月期の18%減益が嫌気されている。インターナショナル・スクール運営の中国楓葉教育集団(チャイナ・メイプル・リーフ・エデュケーショナル・システム:1317/HK)は1.3%安。通期の2割減益を報告した。

一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.77%高の3451.94ポイントで取引を終えた。金融株が相場をけん引する。ハイテク株、医薬品株、消費関連株、空運株、自動車株、インフラ関連株、不動産株、素材株、防衛関連株なども買われた。

亜州リサーチ(株)

《FA》

提供:フィスコ

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