話題株ピックアップ【昼刊】:セレス、東芝、コーセー

注目
2020年12月4日 11時36分

■ノーリツ <5943>  1,690円  +98 円 (+6.2%)  11:30現在

ノーリツ<5943>が急伸。3日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、営業利益を28億円から42億円(前期比56.0%増)へ、最終損益を46億円の赤字から34億円の赤字(前期15億1200万円の黒字)へ上方修正したことが好感されている。収益構造と事業モデル変革への取り組みを進め、不採算分野である住設システム分野から撤退したことで、売上高は1900億円から1830億円(前期比12.2%減)へ下方修正したものの、ノーリツ単体における希望退職を実施し、固定費・変動費の削減に取り組んだことが損益を改善させるという。

■ゴールドクレスト <8871>  1,562円  +71 円 (+4.8%)  11:30現在

ゴールドクレスト<8871>は大幅高で4日続伸している。3日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を100万株(発行済み株数の2.84%)、または20億円としており、取得期間は20年12月4日から21年2月28日まで。株主還元の充実と資本効率の向上のためとしている。

■セレス <3696>  3,145円  +135 円 (+4.5%)  11:30現在

セレス<3696>が急反発し年初来高値を更新している。3日の取引終了後、ライブ配信拡張ツール「Doneru(どねる)」などの運営を行うZEROUM(東京都渋谷区)と資本・業務提携したと発表しており、これが好感されている。ZEROUMは、「Doneru」の開発・運営のほか、バーチャルYouTuber特化型事務所「LUMILIA(ルミリア)」の運営やライブ配信メディア「ライブトレンド」の運営などを手掛ける。今回の提携により、セレスが運営するポイントサイト「モッピー」とのポイント連携準備が進行中で、Doneruでモッピーポイントを使った投げ銭(ドネる)が、来年以降可能になる予定という。またLUMILIAにおいて、セレスのインフルエンサーマーケティングノウハウを活用し、バーチャルYouTuber特化型事務所として更なる事業強化を行う予定としている。

■東芝 <6502>  3,140円  +115 円 (+3.8%)  11:30現在

東芝<6502>が反発している。この日午前1時過ぎの日本経済新聞電子版で、関係会社のキオクシアについて、「中国の華為技術(ファーウェイ)に対する半導体の輸出許可を一部の製品で取得したことが分かった」と報じられており、これが好材料視されている。キオクシアはファーウェイ向け製品の出荷停止を主な理由の一つとして、10月に予定していた上場を延期した経緯があり、今回の輸出許可取得により再び上場思惑が強まるとの見方から買われているようだ。

■GMO-FH <7177>  690円  +19 円 (+2.8%)  11:30現在

GMOフィナンシャルホールディングス<7177>は3日ぶりに反発している。3日の取引終了後に発表した11月の月次開示情報速報で、子会社のGMOクリック証券の株式売買代金が前月比6.1%増の1兆216億円となったほか、同じく子会社のGMOコインの暗号資産売買代金が同3.1倍の1兆5887億円に拡大していることが好感されている。

■コーセー <4922>  16,530円  +450 円 (+2.8%)  11:30現在

コーセー<4922>が続伸している。SMBC日興証券が3日付で同社の投資判断を「2」から「1」へ引き上げるとともに、目標株価を1万3200円から1万7200円へ増額したことが材料視されているようだ。レポートでは、新型コロナウイルス感染拡大とインバウンド需要減少により、過去最高益を記録した19年3月期の業績水準への早期回復は見込みにくい環境が続くと報告。一方、国内では他社に先駆けて利益改善が進むとみるほか、海外は中国を中心に利益成長余地が大きく、トイレタリー・化粧品セクター内で最も利益回復の確度が高いと評価している。

■エイベックス <7860>  965円  +21 円 (+2.2%)  11:30現在

エイベックス<7860>が反発している。3日の取引終了後、資産運用会社の3D・インベストメント・パートナーズが関東財務局に大量保有報告書を提出。報告書によると、3D・インベストメント・パートナーズの同社株式保有比率は5.59%となり、新たに5%を超えたことが判明した。保有目的は「純投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としており、思惑的な買いが入っているようだ。なお、報告義務発生日は11月26日となっている。

■日機装 <6376>  1,049円  +20 円 (+1.9%)  11:30現在

日機装<6376>が続伸している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2021年春、欧米や中国など海外で小型の空気清浄機の販売に乗り出す」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、同社の製品には「深紫外線」と呼ぶ波長の短い紫外線を照射して空気中のウイルスや細菌を破壊する点に特徴があり、実験では新型コロナウイルスにも効果があったことから、海外販売網を生かして医療機関などに売り込むという。また、海外販売を控えて、21年1月までに生産能力を月8000台から2万台に引き上げるとしており、業績への貢献が期待されている。

■ALサービス <3085>  2,085円  +27 円 (+1.3%)  11:30現在

アークランドサービスホールディングス<3085>が反発している。3日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高で、かつや既存店売上高が前年同月比4.7%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数は同4.1%減と減少傾向が続いたものの、客単価が同9.2%増と上昇した。

■きんでん <1944>  1,660円  +7 円 (+0.4%)  11:30現在

きんでん<1944>が反発している。3日の取引終了後、1300万株(発行済み株数の5.96%)の自社株を21年2月26日付で消却すると発表しており、これが好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は2億514万1080株となる予定だ。

■ヤマシンフィルタ <6240>  1,062円  +3 円 (+0.3%)  11:30現在

ヤマシンフィルタ<6240>が3日ぶりに反発している。午前9時ごろ、自社開発のナノファイバーを用いて開発した「究極のヤマシン・フィルタマスク」「究極のヤマシン・フィルタシート」を、関東・甲信越の「ローソン」及び「ナチュラルローソン」で販売開始したと発表しており、販路拡大による業績への貢献を期待した買いが入っている。「究極のヤマシン・フィルタマスク」は、同社がフィルタの研究開発のなかで培った業界最高水準のフィルタ技術をヘルスケア事業に応用した高機能マスク。なお、21年3月期業績に与える影響は、業績予想に織り込み済みとしている。

■アインホールディングス <9627>  6,210円  -840 円 (-11.9%)  11:30現在  東証1部 下落率3位

アインホールディングス<9627>が急落。3日の取引終了後、21年4月期の連結業績予想について、売上高を3110億円から3000億円(前期比2.5%増)へ、営業利益を146億円から92億円(同42.7%減)へ、純利益を82億円から50億円(同45.5%減)へ下方修正したことが嫌気されている。新型コロナウイルス感染症の影響により、長期処方の増加で処方せん単価が上昇する一方、処方せん枚数が減少しており、こうした新型コロナの影響を従来予想の7月までから期末まで続くと想定を見直したことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(5~10月)決算は、売上高1453億5200万円(前年同期比0.3%減)、営業利益39億2700万円(同53.0%減)、純利益26億3000万円(同43.1%減)だった。

■幸楽苑ホールディングス <7554>  1,805円  -47 円 (-2.5%)  11:30現在

幸楽苑ホールディングス<7554>が反落している。3日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高で、直営既存店売上高が前年同月比13.3%減と2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。客単価は同2.5%増と上昇したものの、客数が同15.4%減と落ち込んだ。

■オーバル <7727>  290円  +58 円 (+25.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

オーバル<7727>が急騰し年初来高値を更新している。政府が30年代半ばに国内の新車販売を電動車に切り替える目標を設ける方向であることが伝えられたことを受けて、電動車にはハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)のほか、燃料電池車(FCV)も含まれていることから、FCVや水素ステーションの普及に向けて、水素の充填圧力を測定する超高圧流量計などを手掛ける同社にも思惑的な買いが入っているようだ。また、同じくFCV関連として、アンモニアから高純度水素を生成する技術を有する澤藤電機<6901>などにも買いが向かっている。

■テラ <2191>  473円  +57 円 (+13.7%)  11:30現在

テラ<2191>が急反騰している。3日の取引終了後、第4四半期(10~12月)に受取保険金1000万円を営業外収益として計上すると発表しており、これが好感されている。10年ごろから加入していたマネジメントリスクプロテクション保険に基づく保険金を11月30日に受け取ったことが要因という。なお、同営業外収益は来年2月中旬に発表する20年12月期決算において織り込む予定としている。

●ストップ高銘柄

ヒーハイスト <6433>  317円  +80 円 (+33.8%) ストップ高   11:30現在

黒田精工 <7726>  2,265円  +400 円 (+21.5%) ストップ高   11:30現在

三光合成 <7888>  456円  +80 円 (+21.3%) ストップ高   11:30現在

天昇電気工業 <6776>  532円  +80 円 (+17.7%) ストップ高   11:30現在

IMV <7760>  671円  +100 円 (+17.5%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

バリュエンス <9270>  4,295円  -700 円 (-14.0%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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