話題株ピックアップ【昼刊】:BASE、アンジェス、ソニー

注目
2020年12月18日 11時38分

■BASE <4477>  10,620円  +730 円 (+7.4%)  11:30現在

BASE<4477>が急伸している。17日の取引終了後、Hamee<3134>が提供するクラウド型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」とサービス連携し、拡張機能「ネクストエンジンApp」の提供を開始したと発表しており、これが好材料視されている。Hameeの「ネクストエンジン」は、複数サイトの一元管理システム。BASE加盟店が「ネクストエンジンApp」を使うことにより、「BASE」と並行してモール型ECサイトなどで商品を販売した場合、「ネクストエンジン」での受注管理や在庫管理、商品登録などの一元管理ができるようになり、ネットショップ運営の業務効率化や販売促進を図ることができるようになるという。

■アンジェス <4563>  1,344円  +76 円 (+6.0%)  11:30現在

アンジェス<4563>が急伸している。この日の寄り前、カナダのバソミューン・セラピューティクス社と共同開発している新型コロナウイルス感染症治療薬「AV-001」について、米国での第1相臨床試験での投与を開始したと発表しており、これが好材料視されている。「AV-001」は、非臨床試験の結果から新型コロナウイルス感染症で入院した患者の生存率を改善し、入院期間を短縮する可能性が期待できるという。同社では、第1相臨床試験で安全性と忍容性を確認した後、中等度から重度の患者での有効性評価のための第2相臨床試験を行う予定。なお、20年12月期業績への影響は精査中としている。

■堀場製作所 <6856>  6,010円  +250 円 (+4.3%)  11:30現在

堀場製作所<6856>が3日ぶりに大幅反発している。同社はこの日、グループ会社の英ホリバMIRA社が、コネクテッド・自動運転車(CAV)の設計から実車検証までを包括的支援する開発エンジニアリング総合施設「ASSURED CAV」を21年3月に開設すると発表しており、これが好感されている。同施設は、自動運転技術の実用化に向けて、公道で起こり得るさまざまな事象や環境を再現しており、ホリバMIRA社が保有する車両試験施設と有機的に機能させることで、車両の制御性能や安全性を評価・検証する試験を包括的に実施できる。自動車開発を長年支援してきたホリバMIRA社の車両開発エンジニアリングの提供と合わせることで、コネクテッド・自動運転技術の高度化やスマートモビリティ社会の実現をサポートするとしている。

■フィックスターズ <3687>  976円  +40 円 (+4.3%)  11:30現在

フィックスターズ<3687>が大幅高で4日ぶりに反発している。17日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を40万株(発行済み株数の1.21%)、または3億円としており、取得期間は20年12月18日から21年9月30日まで。株主への一層の利益還元と、経営環境の変化に柔軟に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするために実施するとしている。

■ソニー <6758>  10,315円  +290 円 (+2.9%)  11:30現在

ソニー<6758>が3日続伸、連日の新高値と気を吐いている。500円を超える上昇をみせ2000年10月以来、20年2カ月ぶりの高値をつけた。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大は巣ごもり消費の一角であるゲーム関連株を刺激しているが、そのなか世界でも高い競争力を誇る同社株や任天堂<7974>などが海外投資家に評価され、ファンド系資金とみられる実需買いをバネに株価水準を切り上げる展開にある。また、高速通信規格5Gの商用サービスが進展するなか、同社の看板商品のひとつで世界シェアの約半分を握るCMOSイメージセンサーも注目度が高く、5G対応スマートフォン向けで中期的な需要開拓が期待されている。

■メドレー <4480>  4,730円  +50 円 (+1.1%)  11:30現在

メドレー<4480>が続伸している。17日の取引終了後、中小病院向けに電子カルテを開発・提供するパシフィックシステム(高知県宿毛市)の株式の80%を21年1月4日付で取得し、子会社化すると発表しており、これが好感されている。今回のパシフィックシステムの子会社化は、病院向け電子カルテ市場への参入を目的としたもの。今後両社は、メドレーの顧客基盤を活用した病院向け電子カルテのシェアの拡大や、オンライン診療システムとの連携などのシナジーを積極的に創出することで、医療ヘルスケア業界のデジタル活用を加速させることを目指すという。取得価額は8億2300万円。なお、20年12月期業績への影響は軽微で、21年12月期業績への影響は精査中としている。

■富士フイルム <4901>  5,560円  +30 円 (+0.5%)  11:30現在

富士フイルムホールディングス<4901>が全体軟調相場に抗して3日ぶり反発。同社は17日取引終了後、新型コロナウイルス感染症を判定する抗原検査キットについて、審査機関に製造販売承認を申請したことを発表、これが株価を刺激している。新型コロナウイルスの感染拡大が国内でも加速しているが、そうしたなか、抗原検査はPCR検査よりも精度は落ちるものの、簡単かつ迅速に検査できることで活用頻度が高まる公算が大きいとみられている。

■トヨタ自動車 <7203>  7,933円  -67 円 (-0.8%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>は利益確定売りに押され3日ぶりに反落。12月に入り海外投資家とみられる高水準の買いが流入し、自動車セクターのなかでも異彩の上昇トレンドを形成、1日から前日までの13営業日で前日終値を下回った日はわずか2日間しかない。米国や中国での新車販売が好調なことに加え、燃料電池車(FCV)「新型ミライ」の発売やポストリチウムイオン電池と目される全固体電池分野への展開力が評価されている。信用取組も売り長で直近信用倍率は0.7倍台、日証金での貸借倍率は0.07倍と株式需給関係も良好だ。ただ、ここにきて外国為替市場でドル安・円高が急速に進んでおり、足もとは一時1ドル=103円を割り込む水準まで円高が進行、同社の21年3月期通期想定為替レートは1ドル=106円であるだけに為替デメリットが警戒される局面にある。

■イメージ ワン <2667>  660円  +100 円 (+17.9%) ストップ高買い気配   11:30現在

イメージ ワン<2667>が大量の買い注文を集め気配値のまま一気に水準を切り上げてきた。同社は医療画像を中心に画像処理を主力とし、再生可能エネルギーなど地球環境ソリューション事業も展開する。17日取引終了後、ダナフォーム(横浜市)との新型コロナウイルス検査運用システム(旧称:ドライブスルー方式による新型コロナウイルスPCR検査)の開発が完了したことを発表、自治体・医療機関及び、空港などの防疫において同システムを積極的に販売していくことで収益貢献を目指す方針にある。これを材料視する買いを呼び込む形となった。

■カヤック <3904>  901円  +78 円 (+9.5%)  11:30現在

カヤック<3904>が急伸。17日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、売上高を77億円から87億円(前期比36.3%増)へ、営業利益を5億円から7億円(前期5億3500万円の赤字)へ、純利益を3億7000万円から4億5000万円(同3億400万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。ハイパーカジュアルゲームが好調を維持していることに加えて、育成領域であるゲームコミュニティー及びちいき資本主義関連サービスが着実に成長していることが要因。また、ゲームサービス運営体制のスリム化や固定資産の売却などにより、収益性が改善していることも寄与する。

■ピープル <7865>  1,235円  +81 円 (+7.0%)  11:30現在

ピープル<7865>が大幅続伸。17日の取引終了後、未定としていた21年1月期期末一括配当予想を50~60円(前期38円)にすると発表しており、これが好感されている。同社の配当方針は業績連動としており、年末から年始の消費動向によっては業績予想の上振れが見込まれることを勘案したという。

■コスモ・バイオ <3386>  1,211円  +79 円 (+7.0%)  11:30現在

コスモ・バイオ<3386>が大幅高となっている。17日の取引終了後、20年12月期の期末配当予想を10円から26円へ増額修正したことが好感されている。年間配当は34円となり、前期実績に対しては20円の増配となる予定だ。

■佐鳥電機 <7420>  807円  +37 円 (+4.8%)  11:30現在

佐鳥電機<7420>が大幅高で3日ぶりに反発している。17日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(6~11月)連結業績について、売上高が510億円から517億円(前年同期比9.2%減)へ、営業損益が9000万円の赤字から2億8000万円の黒字(同33.8%減)へ、最終損益が5億円の赤字から1億5000万円の赤字(前年同期3億1400万円の黒字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。従来予想に対して、半導体製造装置向け制御部品や車載情報端末用半導体の販売が増加したことが要因。また、売上総利益の改善に加え販管費が減少したことも寄与した。

■窪田製薬HD <4596>  289円  +12 円 (+4.3%)  11:30現在

窪田製薬ホールディングス<4596>が高い。18日付の日本経済新聞は、「2021年後半にも近視治療用メガネ型機器を売り出す」と伝えた。顔に装着して網膜に独自の映像を投影し、ピントのずれの修正を行うもので、まず近視に悩む人が多いとされるアジアでの投入を目指すという。同社は17日に、この近視治療用メガネ「クボタメガネ」に関して初期型のプロトタイプが完成したことを発表。今後、医療機器としての製造販売認証申請のための臨床試験などを行うことを明らかにしている。

■アルファ <3434>  1,018円  +30 円 (+3.0%)  11:30現在

アルファ<3434>は3日続伸。きょう朝方、ビットキー(東京都中央区)のデジタルコネクトプラットフォームの「bitkey platform」と連携した次世代型スマートロックを開発し、両社で販売することで合意したと発表しており、これが好感されているようだ。発売時期は2021年9月を予定しており、先行して大阪ガス都市開発(大阪市)の新築賃貸マンションへの導入が決定しているという。同社では、22年度までに累計販売台数1万台突破を計画している。

●ストップ高銘柄

テクノ・セブン <6852>  1,975円  +400 円 (+25.4%) ストップ高買い気配   11:30現在

ヤマシタHD <9265>  1,734円  +300 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在

アンドール <4640>  617円  +100 円 (+19.3%) ストップ高買い気配   11:30現在

バルミューダ <6612>  5,250円  +700 円 (+15.4%) ストップ高   11:30現在

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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