25日の株式相場見通し=狭いゾーンでのもみ合いか、海外勢参戦見込めず薄商い
25日の東京株式市場は、薄商いのなか方向感の定まらない展開が予想され、狭いゾーンでのもみ合いが予想される。前日の米国株市場ではクリスマス前日で短縮取引となったが、NYダウは英国とEUの自由貿易協定(FTA)が合意に至ったことなどを好感して反発に転じた。これに伴い東京市場もリスクを取る動きが優勢となるところだが、きょうは外国人投資家の参戦が見込めないこともあり、閑散商状のなか目先筋の利益確定売りに上値が重い展開が予想される。国内で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことなども買い手控え要因となる。
24日の米株式市場は、NYダウ平均株価が前営業日比70ドル04セント高の3万199ドル87セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同33.620ポイント高の1万2804.734だった。
日程面では、11月の完全失業率、11月の有効求人倍率、11月の住宅着工、11月の外食売上高など。なお、米国のほか香港、韓国、シンガポール、フィリピン、マレーシアなどアジア株市場、英国、ドイツ、フランス、イタリアなど欧州株市場は休場となる。