明日注目すべき【好決算】銘柄 あさひ、ニトリＨＤ、ハローズ (25日大引け後 発表分)

25日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

あさひ <3333> 　　★3-11月期(3Q累計)経常は52％増益・通期計画を超過、配当10円増額

◆21年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比52.2％増の72.1億円に拡大して着地。コロナ禍における移動手段としての自転車需要の増加や健康志向の高まりを追い風に、スポーツサイクルや電動アシスト自転車、子供用自転車などの販売が大きく伸びたことが寄与。通期計画の61.7億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の18円→28円(前期は18円)に大幅増額修正した。

ハローズ <2742> 　　★今期経常を5％上方修正・最高益予想を上乗せ

◆21年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比51.2％増の54.5億円に拡大して着地。コロナ禍に伴う外出自粛で食料品を中心とした在宅用消費が増加し、14.3％の大幅増収を達成したことが寄与。

併せて、通期の同利益を従来予想の67億円→70.2億円に4.8％上方修正。増益率が26.1％増→32.2％増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

ニトリＨＤ <9843> 　　★3-11月期(3Q累計)経常が39％増益で着地

◆21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比39.1％増の1196億円に拡大して着地。巣ごもり需要やテレワークの拡大を背景に、収納整理用品やキッチン・ダイニング用品、ホームオフィス家具などの販売が好調だったことが寄与。緊急事態宣言に伴う臨時休業や営業時間の短縮で人件費や賃借料、広告宣伝費が大幅に減少したことも利益拡大につながった。

通期計画の1341億円に対する進捗率は89.2％に達しており、業績上振れが期待される。

株探ニュース