話題株ピックアップ【夕刊】(3):ストリーム、ベルトラ、日工

注目
2020年12月28日 15時24分

■ストリーム <3071>  196円  +16 円 (+8.9%)  本日終値

ストリーム<3071>は4連騰できょうは一時21%高の218円と急騰、上げ足を加速させてきた。秋口から動兆をみせていたが、ここにきて低位株物色の流れに乗った。パソコンや家電のネット通販を手掛け、「ECカレント」という低価格販売サイトを展開している。巣ごもり消費需要を追い風に通信関連機器や調理家電などが好調で21年1月期は営業利益段階で3.7倍に急拡大する見通し。株式需給面では信用買い残が増勢基調にあるが、きょうは既に300万株近い商いをこなすなど流動性に富んでおり、上値の重石にはなっていない状況だ。

■松尾電機 <6969>  548円  +36 円 (+7.0%)  本日終値

松尾電機<6969>が急伸。前週末25日の取引終了後、21年3月期の単独業績予想について、最終損益を5000万円の赤字から5000万円の黒字(前期1億9300万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。退職給付信託に拠出している事業会社1社の株式を売却したのに伴い、繰延税金負債の全額を取り崩し、第3四半期に法人税等調整額(益)として9900万円を計上したことが要因という。なお、売上高35億円(前期比4.3%減)、営業利益1億円(同3.9倍)の従来見通しを据え置いている。

■ベルトラ <7048>  445円  +23 円 (+5.5%)  本日終値

ベルトラ<7048>が4日続伸。前週末25日の取引終了後、オープンドア<3926>を割当先として、410万株の第三者割当増資を実施すると発表しており、これが好材料視された。今回発行する新株の払込期日は21年1月12日の予定で、発行価格は1株につき368円、調達資金約14億4500万円は財務基盤の健全化のほか、国内事業強化やシステム開発・強化、集客・マーケティング強化などに当てる方針としている。

■日工 <6306>  719円  +34 円 (+5.0%)  本日終値

日工<6306>が急伸。前週末25日の取引終了後、21年3月末時点の株主から、株主優待制度を新設すると発表しており、これが好感された。毎年3月31日時点で500株以上を1年以上保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて1000~8000円分のクオカードを贈呈する。また、設定金額の範囲で「エアーショベル」(1本1000円分と換算)を選択することもできるとしている。

■ケイティケイ <3035>  320円  +13 円 (+4.2%)  本日終値

ケイティケイ<3035>が急反発。前週末25日の取引終了後に発表した第1四半期(8月21日~11月20日)連結決算が、売上高40億3000万円(前年同期比3.8%減)、営業利益1億2800万円(同6.6%増)、純利益9500万円(同0.2%増)となり、上期計画の営業利益1億1100万円(同43.3%減)を上回って着地したことが好感された。19年10月の消費税増税に伴う一時的な駆け込み需要の反動で売上高は減少したものの、製造コストと調達コストの削減を実現し、業務効率を向上させたことが利益を押し上げた。なお、21年8月期通期業績予想は、売上高165億9000万円(前期比0.4%減)、営業利益2億6900万円(同15.3%減)、純利益1億7700万円(同24.2%減)の従来見通しを据え置いている。

■アジア航測 <9233>  881円  +23 円 (+2.7%)  本日終値

アジア航測<9233>は底値離脱から上値指向が鮮明化してきた。900円を超えると株式需給面から1000円大台まで真空地帯に入ることで上値追い加速を見込んだ買いが集まり始めている。測量土木の大手企業で官公庁案件でも高実績を誇ることから、国土強靱化関連の有力株として注目されている。特にドローンを活用した航空測量で高い実力を擁し、人工知能(AI)を活用したリモートセンシングなどの最新技術で先駆する。損保業界向けでは首都圏直下型地震や南海トラフ巨大地震に備え、GISを活用した「地震保険共同調査効率化ツール」を開発するなどICT技術で優位性を持っている。

■イグニス <3689>  1,349円  +30 円 (+2.3%)  本日終値

イグニス<3689>が反発。前週末25日の取引終了後、子会社パルスが提供している医療用VRシステム「うららかVR」をParafeed(東京都千代田区)へ譲渡すると発表しており、これが好感された。「うららかVR」は現在、研究開発段階で、商業化までには一定の期間を要する見込みという。パルスでは、経営資源を注力事業であるエンターテック事業に集中させる必要があることから、医療・介護業界を中心に事業を展開し、譲渡により医療分野における新たなITソリューションの提供を促進できるParafeedに事業譲渡することになったという。譲渡価額は1500万円。なお、同件による21年9月期業績に与える影響は軽微としている。

■日鍛バルブ <6493>  202円  +4 円 (+2.0%)  本日終値

日鍛バルブ<6493>が反発。前週末25日の取引終了後、21年3月期第3四半期または第4四半期に、投資有価証券売却益15億2600万円を特別利益として計上すると発表したことが好感された。なお、21年3月期通期業績予想への影響については、他の要因を含めて現在精査中としている。

■CRI・ミドルウェア <3698>  2,261円  +36 円 (+1.6%)  本日終値

CRI・ミドルウェア<3698>が反発。午後1時ごろ、音声データから自然な口の動き(口パターン)を自動生成する音声解析リップシンクミドルウェア「CRI ADX LipSync」が、バーチャルアーティストのキズナアイによるワンマンライブ「Kizuna AI 2nd LIVE“hello, world 2020”」に採用されると発表しており、これが好感された。キズナアイは、2016年12月に活動を開始した世界初のバーチャルYouTuber。今回行われる「Kizuna AI 2nd LIVE“hello, world 2020”」では、リアルとバーチャルが融解する新しいライブをテーマに楽曲を披露するとしており、同社は独自のリアルタイム音声解析技術でキズナアイのより豊かな歌唱表現をサポートするとしている。

■JESCO <1434>  520円  +1 円 (+0.2%)  本日終値

JESCOホールディングス<1434>はしっかり。25日取引終了後、ベトナムで電気設備工事などを手掛けるPEICO Construction Joint Stock(PEICO社)と業務提携したことを発表した。今回の業務提携は、同社が北部ハノイ地域でのEPC事業強化を目的に、数多くの工事実績のあるPEICO社との協業により更なる事業拡大を目指すもの。なお、21年8月期通期の連結業績に与える影響は軽微としている。

●ストップ高銘柄

グローバルダイニング <7625>  194円  +50 円 (+34.7%) ストップ高   本日終値

ウィルソンW <9610>  377円  +80 円 (+26.9%) ストップ高   本日終値

WTニッケル <1694>  2,815円  +500 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値

アーキテクツ <6085>  938円  +150 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値

ココペリ <4167>  6,280円  +1,000 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

など、15銘柄

●ストップ安銘柄

メディシノバ・インク <4875>  456円  -100 円 (-18.0%) ストップ安   本日終値

グローバルI <4171>  2,484円  -500 円 (-16.8%) ストップ安   本日終値

WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値

など、3銘柄

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