ヘリオスが続落、HLCM051の治験患者組み入れペースの低下を発表
ヘリオス<4593>が続落している。この日の寄り前、日本国内で進めている体性幹細胞再生医療製品「HLCM051」を用いた脳梗塞急性期及び急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象とした治験について、治験対象となる患者の組み入れペースが予想より低下していると発表しており、これが嫌気されている。
新型コロナウイルス感染症の第3波による急速な感染再拡大の影響を受けて、治験実施病院では医療資源が新型コロナウイルス感染症治療に配分されていることが要因。きょう時点で両治験の患者組み入れは完了しておらず、20年12月期中の完了を目指していたが、患者組み入れの進捗は9割超にとどまっているという。