ソフトバンクGが続落で8000円台割れ、ナスダック急落とアリババ株下落を嫌気
ソフトバンクグループ<9984>は続落で8000円大台を下回った水準で売り物をこなす展開。売買代金は東証1部で群を抜いており、マーケットの注目度の高さがうかがわれる。前日の米国株市場では主要株指数が総じて大幅安となり、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は190ポイント近い下げとなった。同社は傘下のファンドを通じ米ハイテク企業への投資を積極的に行っており、ナスダック指数との株価連動性も高い。また、出資する中国電子商取引大手アリババ集団が中国当局の規制に伴い経営環境に不透明感が漂うほか、創業者のジャック・マー氏の行方がここ2カ月ほどにわたり不明となっていることが報じられるなどで株価を大きく下げている。これもソフトバンクGにとってネガティブ材料として意識されている。