東京株式(前引け)=小幅続落、ハイテク買われ一時プラス圏に

市況
2021年1月5日 11時41分

5日前引けの日経平均株価は前営業日比26円00銭安の2万7232円38銭と小幅続落。前場の東証1部の売買高概算は4億6562万株、売買代金概算は1兆72億6000万円。値上がり銘柄数は991、対して値下がり銘柄数は1070、変わらずは117銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数が大幅安となったことを受け売り優勢で始まったが、下値では押し目買いが厚く日経平均株価は次第に下げ渋る展開となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は高まっているが、新型コロナの影響の少ない半導体関連などハイテクセクターが全体相場を支える形となり、その後はプラス圏に浮上する局面もあった。上値も重く前引けは小幅ながらマイナスゾーンで着地している。

個別ではファーストリテイリング<9983>が大幅安、キーエンス<6861>も値を下げた。トヨタ自動車<7203>が軟調、リクルートホールディングス<6098>も安い。レノバ<9519>も大きく水準を切り下げた。セレス<3696>、シンシア<7782>も大幅安。半面、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>など半導体関連が買われ、日本電産<6594>も強い動き。富士フイルムホールディングス<4901>も上昇した。タカキュー<8166>が値上がり率トップに買われ、ペプチドリーム<4587>も物色人気。ダブル・スコープ<6619>も大幅高。

出所:MINKABU PRESS

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