JBR Research Memo(4):2020年9月期は減益となるも、会員数や被保険者数は過去最高を更新

特集
2021年1月5日 15時24分

■業績動向

1. 2020年9月期の業績概要

ジャパンベストレスキューシステム<2453>の2020年9月期の連結業績は、売上高が前期比0.4%増の12,057百万円、営業利益が同16.5%減の1,367百万円、経常利益が同8.6%減の1,798百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.2%減の997百万円となった。売上高は会員事業の一部不採算サービスを終了したことで518百万円の減収要因となったほか、全般的に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたものの、保険事業やライフテック事業の増収により若干ながら増収を維持した。

営業利益の減益要因は、ライフテック事業の先行投資負担や新たに設立したレスキュー損害保険の立ち上げ負担等で315百万円の減益となったこと、また、駆けつけ事業やリペア事業も新型コロナウイルス感染症拡大の影響受け売上高が減少したこと等による。営業外収支については、自社株価予約取引によるデリバティブ評価益96百万円を計上したこと等により前期比116百万円改善した。当期純利益の減益率が大きくなっているが、これは前期の税負担が少なかったことが要因となっている。

なお、2020年5月に修正発表した会社計画に対しては、売上高、利益ともに上回って着地した。会社計画では新型コロナウイルス感染症拡大の影響が期末まで続くことを前提とした保守的な計画となっていたことによる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《ST》

提供:フィスコ

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