NY株式:米国株式相場は続伸、バイデン政権の大規模追加経済策に期待

市況
2021年1月9日 9時57分

ダウ平均は56.84ドル高の31097.97ドル、ナスダックは134.50ポイント高の13201.98ポイントで取引を終了した。

トランプ大統領が秩序ある政権移行を承認したため寄り付き後、上昇した。しかし、12月雇用統計で非農業部門雇用者数が4月来の減少に落ち込んだほか、民主党が進めると期待されていた追加経済対策の一環となる2000ドル規模の追加国民給付金に関し一部民主党上院議員が反対姿勢を示すと一時下落に転じた。引けにかけ、バイデン次期大統領が会見で来週、数兆ドル規模の追加経済策を発表することを明らかにすると再び上昇し、株式総合指数は連日史上最高値を更新。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方で、電気通信サービスが下落した。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)、鉄鋼会社のユナイテッドスティール(X)やオンライン旅行検索サービスのトリップアドバイザー(TRIP)はアナリストの投資判断引き上げを受けてそれぞれ上昇。テスラは時価総額でソーシャルネットワークを運営するフェイスブック(FB)を上回った。また、動画配信のロク(ROKU)はクイビコンテンツ買収を発表し上昇。製薬会社のファイザー(PFE)はワクチンが新型ウイルス変異種にも有効である可能性が指摘され上昇した。一方で、製薬会社のサレプタセラピューティックス(SRPT)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬の治験結果に失望し急落した。

クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長はオンライン討論会で、ワクチン普及に伴い経済に明るい見通しを示し、下半期にはパンデミック前の国内総生産(GDP)回復も可能だと指摘した。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

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