株価指数先物【寄り前コメント】海外勢の日本株比率の積み増し余地は大きい

市況
2021年1月14日 8時01分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 28420 -40 (-0.14%)

TOPIX先物 1861.5 -1.5 (-0.08%)

シカゴ先物 28445 -15

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

13日の米国市場はNYダウが小幅に下落する一方で、S&P500、ナスダックは上昇。米下院本会議がトランプ大統領に対する弾劾訴追決議案の採決に入ったことを受けて利食い優勢の展開となったが、米労働省が発表した12月の消費者物価指数(CPI)が予想と一致し、連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和を継続するとの見方が下支えに。また、経済対策への期待は根強く、押し目買いにつながっている。

シカゴ先物清算値は大阪比15円安の2万8445円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比10円安の2万8450円で始まり、米国市場の取引開始直前には2万8350円まで下げる場面がみられた。その後はじりじりと下げ幅を縮めており、取引終了間際には2万8490円と上昇に転じる場面がみられたが続かず、2万8420円で取引を終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食い優勢のスタートになりそうだ。ナイトセッションで日中高値である2万8490円を超えられなかったこともあり、2万8500円が心理的な節目として意識されよう。一方で、米下院はトランプ大統領に対する弾劾訴追決議案を賛成多数で可決した。今後、上院で弾劾裁判となるが、トランプ大統領の任期が切れる20日より前に裁判が始まる可能性がないとみられており、ひとまずアク抜け感が出やすい。

また、米民主党のシューマー上院院内総務は追加経済対策で約135兆円を超える案を求めていると報じられており、バイデン新政権の経済対策に期待した押し目買い意欲は強そうだ。そのほか、昨日の上昇でドル建て日経平均は1989年12月27日に付けた過去最高値を更新している。日経平均の強い基調が続くなか、海外勢の日本株比率の積み増し余地は大きいとみられ、コア銘柄に資金が集中しやすいだろう。そのため、NT倍率ロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレット狙いのスタンスは継続しておきたい。

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