株価指数先物【昼のコメント】2万8500円辺りでの底堅さが意識される

市況
2021年1月22日 12時44分

日経225先物は11時30分時点、前日比90円安の2万8640円(-0.31%)前後で推移している。寄り付きは2万8590円とシカゴ先物(2万8665円)を下回って始まった。英紙タイムズが東京五輪を中止し2032年開催獲得に照準を合わせると日本政府が非公式に結論付けたと報じ、ショートが仕掛けられたようである。ただし、現物の寄り付き直後に2万8510円まで下げたものの、ナイトセッション同様、2万8500円での底堅さが意識されている。早い段階でカバーも入り、その後は2万8600円を挟んでのこう着が続くなか、前引け前には2万8680円まで下げ幅を縮める場面もみられている。

昨日、指数をけん引していたソフトバンクグループ <9984> が下げているほか、アドバンテスト <6857> は反発するも、東京エレクトロン <8035> が続落となるなど米ハイテク株上昇の影響も限られており、方向感をつかみづらくさせている。また、グローベックスの米株先物ではNYダウ、ナスダック100いずれも小安く推移していることも手控え要因になる。ただし、2万8500円辺りでの底堅さが意識されており、短期的にショートを仕掛けてくる流れに対しての押し目買い意欲は強そうである。

NT倍率は先物中心限月で15.49倍をつけた後に15.41倍まで低下しており、引き続き5日移動平均線レベル(15.41倍)での攻防をみせている。なお、前引けのTOPIXは0.19%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れは入らないだろう。週末要因もあって利益確定のほかポジション調整の動きも意識されそうであるが、2万8500円に接近する場面でのショートは避けておきたい。

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