<マ-ケット日報> 2021年1月29日

市況
2021年1月29日 16時27分

1月最後の取引となる本日の市場は日経平均が大幅続落。終値は前日比534円安の2万7663円で、今月7日以来の安値となった。前日の米株反発で寄り付きは100円ほど上げて始まったが、その後は時間外取引の米株先物安でマイナス圏に落ちるなど弱めの展開。後場は米先物安が一段と加速し2万8000円台をあっさりと割り込んでしまった。週末ということもあって買い方も動きが取りにくい状態。米国から発した株安の影響はまだ続きそうで週明けまで見極めが必要だ。

昨日の米国市場は投機的売買制限の動きで安心感が広がりダウ平均は6日ぶりに反発した。米証券取引委員会は、個人投資家などの投機的な売買による乱高下を注視との声明を発表。複数のネット証券が個人の投機的な買いで急騰していた一部銘柄の取引を制限したことで安心感が広がった。ダウ平均が昨日に今年最大の下げを演じた反動もあったようだ。一方、前日引け後に市場予想を上回る決算を発表したアップルは下落。材料出尽くしの売りが出たようだ。

さて、東京市場は良くも悪くも米国株次第であり、本日は時間外取引の米株先物安に振り回される1日となった。米国でいったん規制の強まった急騰銘柄への規制緩和が早々に決まったことで、早くも再波乱を先取りする売りが広がってしまった。思惑的な面もありいつまで不安売りが続くかは不明だが、高値圏にあるため手じまいを優先する動きが当面は強いだろう。週明けもこの余波は続きそうである。(ストック・データバンク 編集部)

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