株価指数先物【寄り前コメント】自律反発想定も短期的にはショートポジションが積み上がりやすい

市況
2021年2月1日 8時07分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 27820 +250 (+0.90%)

TOPIX先物 1817.5 +13.5 (+0.74%)

シカゴ先物 27780 +210

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

29日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要指数が下落。シカゴ先物清算値は大阪比210円高の2万7780円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比100円高の2万7670円で始まったものの、開始直後に2万7600円まで軟化する場面がみられた。しかし、その後じりじりと上げ幅を広げ、米国市場の取引開始後には一時2万8070円まで上昇。その後2万7620円まで上げ幅を縮めたが、引けにかけて再び持ち直し、2万7820円で取引を終えた。

シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まろう。ただし、先週半ば以降の調整で1000円超下落した反動による自律反発の域は脱せず、2万8000円接近の場面では強弱感が対立しやすいだろう。米国市場で金融リスクが高まっていることもあり、指数寄与度の大きいコア銘柄への利益確定の動きが意識されやすい。ハイテク株などに好決算が目立ってはいるが、先週末には東京エレクトロン <8035> が5%近い下落となっていた。大幅な下げに対する反動が意識されるものの、戻りの鈍さが意識されてくると、短期的にはショートポジションが積み上がりやすいと考えられる。

また、VIX指数は33.09と前日から低下こそしているが30を上回って推移しており、やや高い水準であるためリスクへの警戒が燻りやすいだろう。NT倍率については先物中心限月で15.30倍を下回ってきている。15.50倍まで上昇していたこともあり、想定内の低下といったところだが、支持線として意識されている25日移動平均線(15.24倍)に接近している。まずは同線にサポートされて反転をみせてくるかを見極めたい。

日経225先物はテクニカル面では25日移動平均線が位置する2万7924円辺りや節目の2万8000円では強弱感が対立しやすいとみられ、まずはこれを明確にクリアしてくるかが注目される。戻り売りを意識しつつ、短期的にはオプションコール売りによるプレミアム狙いとなりそうだ。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.