<マ-ケット日報> 2021年2月2日

市況
2021年2月2日 16時27分

2日の市場は日経平均が大幅続伸。終値は前日比271円高の2万8362円だった。前日の米株高を受けて買い先行のスタートに。米国で半導体株指数SOXが4%近く上昇したため関連株が戻りをけん引する格好となった。時間外取引の米株先物の堅調な動きも下支え要因となり、売り方の買い戻しを散発的に誘っている。一方、一段の株高には慎重になっている面もあり、1月の高値から安値までの半値戻りに当たる2万8300円を超えた辺りから伸びが鈍化している。

昨日の米国市場は最近の乱高下の主因だった個人の投機的な売買が低減してダウ平均は反発した。個人の買いで一部の銘柄が急騰し、空売りを積み上げていたヘッジファンドの損失計上が一巡したことも不透明感の後退につながった。ダウ平均は先週に1000ドル以上も下落しており自律反発狙いの買いも入りやすかった。昨日発表された1月のISM製造業景況感指数が事前予想ほど低下しなかったことは市場の買い安心感につながっている。

さて、東京市場は本日も買い戻しの動きが続き、日経平均は2万8000円台のレンジ固めに入りつつある。政府が10都府県を対象にした緊急事態宣言を3月7日まで延長する方針を発表したが、事前予想通りでネガティブ視されることはなかった。チャート面では10日移動平均線(2万8422円)が目先的な最初の戻りのカベとなっている状態で、明日はここから2万8500円の間で戻り一服となる可能性がある。(ストック・データバンク 編集部)

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