山パン大幅高、今12月期営業23%増益予想と480万株の自社株買い発表で大上放れ
山崎製パン<2212>が商いを膨らませ大幅高。マドを開けて上放れ、大勢二段上げの様相を呈している。同社は12日取引終了後に20年12月期決算を発表、営業利益は前の期比30%減の174億3800万円と新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け大幅減益を余儀なくされた。しかし、前期の業績悪については織り込み済みで、21年12月期の見通しは、同利益が前期比23%増の215億円と急回復を見込んでおり、これが株価を強く刺激する格好となった。今期は新型コロナワクチンが普及するなかベーカリー店休業の影響が前期ほどは出ないことが予想され、収益環境の風向きが変わる。また、同日に発行済み株式数の2.2%に相当する480万株、100億円を上限とする自社株買いを発表しており、これも大きく好感される形となった。