今週のマーケット展望「3万円の大台を試す場面も」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)

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2021年2月15日 10時10分

皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。

1月からの決算ラッシュで、なんと約3社に1社が上方修正を出したようです。特に、中国の景気回復の影響を受けて製造業の上方修正が目立ちました。そんな決算ラッシュもあと一息ですね!みなさんも、決算チェックお疲れさまです。

さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、2月15日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

まず広木さんは、『決算発表一巡で今週は手掛かり材料難。日経平均は3万円の大台を前に目先上値の重い展開となりそうだ。と、いうのが今週の相場展望のコンセンサスだろう』としたうえで、『であるなら意外にあっさりと3万円をつける場面があるかもしれない。相場はコンセンサス通りにならないことが、ままあるからだ』と言及しています。

そして、『3万円の大台乗せがあるとすれば、そのきっかけは米国の追加経済対策が決まることだろう』と分析。その背景について、『下院歳入委員会が1,400ドルの個人向け現金給付を柱とする5935億ドル規模の家計支援策を可決しており、あとは上院待ちだった。その上院はトランプ前大統領の弾劾裁判で手一杯の状態でしばらく時間がかかりそう…と思いきや、あっさりと無罪の評決を出した。これで追加経済対策の審議に入れる。早期に決着すれば相場の支援材料となる』と説明しています。

さらに、『ワクチン関連のニュースも相場のムードを明るくするだろう』と予想。『英米では目立って新規感染者の伸びが鈍ってきている。そうしたなか、いよいよ我が国でもワクチン接種が開始されるとなれば経済再開期待の高まりが株高につながるだろう』と見解を述べています。

また、『米国は15日がプレジデントデーの祝日で、週初は動意薄かもしれないが、18日に旧正月(春節)が明け中国・アジア市場にも投資家が戻ってくる』として、『需給面では特段売り材料もなく、押し目では買い意欲が旺盛だ』とみているようです。

経済指標については『16日にNY連銀製造業景気指数、17日に米鉱工業生産、小売売上高、卸売物価指数(PPI)、18日のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数、19日に米PMI速報値、中古住宅販売などが注目される』と伝えています。

最後に、今週の予想レンジは『2万9200円?3万円』としています。

参考にしてみてくださいね。

山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター山崎みほ

《CS》

提供:フィスコ

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