話題株ピックアップ【昼刊】:セレス、オリンパス、山パン

注目
2021年2月15日 11時40分

■スノーピーク <7816>  2,549円  +500 円 (+24.4%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

スノーピーク<7816>が急反発し、昨年来高値を更新した。同社は12日取引終了後に、20年12月期通期の連結決算を発表。キャンプ需要の高まりなどを背景に、売上高は前の期比17.6%増の167億6400万円(従来予想は162億2000万円)、営業利益は同61.6%増の14億9300万円(従来予想は13億3000万円)で上振れ着地した。あわせて発表した21年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比22.3%増の205億円、営業利益が同37.3%増の20億5000万円を見込む。新規出店・エントリー商材の継続訴求を実施し、新規顧客の開拓に注力するとともに、体験型消費(キャンプ場、イベントなど)の強化を進めることでユーザーの増加に取り組むとしている。

■カルタHD <3688>  1,668円  +300 円 (+21.9%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位

12日に決算を発表。「今期経常は11%増で2期連続最高益、前期配当を32円増額・今期は2円増配へ」が好感された。

CARTA HOLDINGS <3688> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期の連結経常利益は33.3億円になり、21年12月期も前期比10.9%増の37億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を16円→48円(前の期は16円)に増額し、今期も前期比2円増の50円に増配する方針とした。

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■ニューラルポケット <4056>  6,200円  +1,000 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在

12日に決算を発表。「今期経常は2.5倍増で2期連続最高益更新へ」が好感された。

ニューラルポケット <4056> [東証M] が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期の経常損益(非連結)は1.4億円の黒字(前の期は1.3億円の赤字)に浮上し、21年12月期の同利益は前期比2.5倍の3.7億円に急拡大を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

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■セレス <3696>  3,285円  +503 円 (+18.1%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率6位

セレス<3696>がストップ高に買われている。12日の取引終了後、21年12月期の連結業績は売上高238億円(前期比17.7%増)、経常利益26億円(同43.2%増)になる見通しだと発表。また、配当は前期比12円増の30円に大幅増配する方針としており、これを好感する買いが入っている。今期は主力のモバイルサービス事業で前期好調だったアフィリエイトプログラムとポイントサイトの成長が続く見通しだ。また、関連会社では高まる企業のDX化ニーズを背景としたゆめみの利益貢献と暗号資産取引市場の活況によるビットバンクの持ち分法による投資利益計上を見込む。同時に発表した20年12月期の連結業績は売上高202億1300万円(前の期比22.4%増)、経常利益18億1600万円(同2.3倍)だった。

■クラウドワークス <3900>  2,071円  +257 円 (+14.2%)  11:30現在

12日に決算を発表。「非開示だった今期営業は黒字浮上で2期ぶり最高益更新へ」が好感された。

クラウドワークス <3900> [東証M] が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。21年9月期第1四半期(10-12月)の連結営業損益は1億0700万円の黒字(前年同期は2100万円の赤字)に浮上して着地した。

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■荏原 <6361>  4,185円  +485 円 (+13.1%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率8位

荏原<6361>がマドを開けての急騰を演じ異彩を放った。朝方に値幅制限上限となる700円高の4400円まで駆け上がった。同社はポンプの総合メーカーで古くから環境関連分野への展開力に定評がある。12日取引終了後に発表した20年12月期営業利益は前の期比7.3%増の378億7900万円と好調で、年間配当も従来計画の60円から90円に大幅増額した(前期実績は60円)。営業利益は期中3回にわたり上方修正されており、期初予想は270億円であった。また、主力の風水力事業の牽引で21年12月期営業利益については430億円を見込む。国際会計基準に移行するため、単純比較はできないが業績成長路線をまい進する見通し。株主還元にも積極姿勢をみせており、年間配当は前期から更に10円上乗せした100円を計画。これらを評価する買いが集中する格好となった。

■バイセル <7685>  3,365円  +374 円 (+12.5%) 一時ストップ高   11:30現在

12日に決算を発表。「今期経常は68%増で7期連続最高益、実質増配へ」が好感された。

BuySell Technologies <7685> [東証M] が2月12日大引け後(18:30)に決算を発表。20年12月期の連結経常利益は前の期非連結比12.9%増の9.2億円に伸び、21年12月期も前期比68.3%増の15.5億円に拡大を見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、増益になる。

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■オリンパス <7733>  2,304円  +242 円 (+11.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位

オリンパス<7733>が急伸している。前週末12日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を6970億円から7200億円へ、営業利益を605億円から795億円へ、最終損益を55億円の赤字から85億円の黒字へ上方修正したことが好感されている。10~12月期にかけて欧州や中国で内視鏡事業が回復に向かい、科学事業では中国で生物・工業用顕微鏡の売り上げが増加するなどし、第3四半期累計(20年4~12月)決算が、想定を上回り推移していることが要因。また、年度末にかけて事業環境の更なる回復が見込まれることや、引き続き費用の統制を進めていることも寄与する。なお、第3四半期累計決算は、売上高5135億8400万円(前年同期比8.5%減)、営業利益647億3400万円(同23.6%減)、最終利益16億2400万円(同97.3%減)だった。

■ホソカワミクロン <6277>  6,820円  +600 円 (+9.7%)  11:30現在

12日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は39%増益で着地」が好感された。

ホソカワミクロン <6277> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比39.4%増の13.9億円に拡大し、10-3月期(上期)計画の15億円に対する進捗率は92.9%に達し、5年平均の46.6%も上回った。

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■そーせいグループ <4565>  2,032円  +174 円 (+9.4%)  11:30現在

12日に決算を発表。「前期税引き前は3倍増益で着地・10-12月期(4Q)税引き前は黒字浮上、今期業績は非開示」が好感された。

そーせいグループ <4565> [東証M] が2月12日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年12月期の連結税引き前利益は前の期比3.0倍の16.2億円に急拡大した。なお、21年12月期の業績見通しについては配当(無配)以外は開示しなかった。

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■アイ・ピー・エス <4390>  2,967円  +248 円 (+9.1%)  11:30現在

12日に決算を発表。「今期経常を3%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。

アイ・ピー・エス <4390> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比88.4%増の15.7億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の16.5億円→17億円(前期は10.7億円)に3.0%上方修正し、増益率が53.5%増→58.1%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

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■山崎製パン <2212>  2,141円  +168 円 (+8.5%)  11:30現在

山崎製パン<2212>が商いを膨らませ大幅高。マドを開けて上放れ、大勢二段上げの様相を呈している。同社は12日取引終了後に20年12月期決算を発表、営業利益は前の期比30%減の174億3800万円と新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け大幅減益を余儀なくされた。しかし、前期の業績悪については織り込み済みで、21年12月期の見通しは、同利益が前期比23%増の215億円と急回復を見込んでおり、これが株価を強く刺激する格好となった。今期は新型コロナワクチンが普及するなかベーカリー店休業の影響が前期ほどは出ないことが予想され、収益環境の風向きが変わる。また、同日に発行済み株式数の2.2%に相当する480万株、100億円を上限とする自社株買いを発表しており、これも大きく好感される形となった。

■ベース <4481>  5,780円  +400 円 (+7.4%)  11:30現在

12日に決算を発表。「今期経常は21%増で4期連続最高益、前期配当を13円増額・今期は10円増配へ」が好感された。

ベース <4481> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期の連結経常利益は前の期比46.5%増の24.2億円に拡大し、21年12月期も前期比20.8%増の29.2億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を47円→60円(前の期は1→3の株式分割前で120円)に増額し、今期も前期比10円増の70円に増配する方針とした。

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■ブレインパッド <3655>  4,585円  +305 円 (+7.1%)  11:30現在

12日に決算を発表。「今期経常を63%上方修正」が好感された。

ブレインパッド <3655> が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。21年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比59.9%減の2.5億円に大きく落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の4億円→6.5億円(前期は10.7億円)に62.5%上方修正し、減益率が62.9%減→39.7%減に縮小する見通しとなった。

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■大阪油化工業 <4124>  1,556円  +300 円 (+23.9%) ストップ高   11:30現在

大阪油化工業<4124>はストップ高に買われた。12日の取引終了後に発表した21年9月期第1四半期(10~12月)の連結決算で経常利益が前年同期比8.4倍の8400万円に急拡大しており、これを好感する買いが入っている。売上高は前年同期比66.4%増の3億6600万円だった。主力の受託蒸留事業で電子材料向け案件が増加したことに加え、有償支給案件の計上があったことが収益を押し上げた。第1四半期の経常利益は通期計画の1400万円を大きく上回っており、業績上振れが期待されている。

■ロジザード <4391>  2,251円  +400 円 (+21.6%) ストップ高買い気配   11:30現在

ロジザード<4391>がストップ高カイ気配となっている。12日の取引終了後、21年6月期の連結経常利益が3億2200万円(前期比29.1%増)になりそうだと発表。従来予想の1億4800万円から一転して過去最高益を更新する見通しとなり、これを好感する買いが入っている。新型コロナウイルス感染症の感染再拡大による店舗営業自粛対応としてのEC強化の取り組みにより、在庫管理システムへのニーズが高まるなか、クラウドサービスの新規アカウント獲得が進み月額利用料が増加する。また、テレワークによる交通費などの低減も利益上振れにつながる。なお、同時に発表した7~12月期の同利益は前年同期比33.7%増の1億5200万円だった。

■Eストアー <4304>  2,859円  +500 円 (+21.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

Eストアー<4304>がカイ気配スタートで気配値のまま水準を切り上げている。同社は、ウェブ店舗運営などEC総合支援ビジネスを展開し旺盛な需要を捉えている。前週末12日取引終了後に、21年3月期業績予想の修正を発表したが、ウェブ店舗運営ビジネスなどが想定以上に好調で業績を牽引しており、営業利益は従来予想の3億9800万円から8億2000万円(前期比72%増)に大幅上方修正した。減益予想から一転して7割増益予想に変わっただけでなく、8期ぶりとなる過去最高利益更新となることからポジティブサプライズを誘い、投資マネーの流入を加速させた。

■レオクラン <7681>  2,879円  +500 円 (+21.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

レオクラン<7681>がストップ高カイ気配となっている。同社は12日取引終了後に、21年9月期第1四半期(20年10~12月)の連結決算を発表。営業利益は4億500万円(前年同期は2300万円)となり、通期計画の3億5200万円を超過した。売上高は前年同期比28.4%増の79億7100万円で着地。主力のメディカルトータルソリューション事業で医療機器の一括販売が好調だったほか、遠隔画像診断サービス事業や給食事業も堅調に推移した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

●ストップ高銘柄

ギフティ <4449>  4,075円  +700 円 (+20.7%) ストップ高   11:30現在

など、14銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   11:30現在

グラフィコ <4930>  5,110円  -1,000 円 (-16.4%) ストップ安   11:30現在

コパ・コーポレーション <7689>  5,150円  -1,000 円 (-16.3%) ストップ安   11:30現在

以上、3銘柄

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