NY株式:NYダウ90ドル高、インフレ懸念が再燃

市況
2021年2月18日 7時00分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は90.27ドル高の31613.02ドル、ナスダックは82.00ポイント安の13965.50で取引を終了した。1月の生産者物価指数(PPI)が予想を大幅に上回ったためインフレ懸念が再燃し寄り付き後、下落した。1月の小売売上高や12月の鉱工業生産がともに予想を上回るも相場の反応は限定的だったが、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した1月下旬開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の中で金融緩和を当面維持する方針を再表明すると、ダウは上昇に転じた。引けにかけ上げ幅を拡大し史上最高値を更新して終了。ナスダックは終日軟調推移となった。セクター別ではエネルギーや電気通信サービスが上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器、半導体・同製造装置が下げた。

銀行のウェルズ・ファーゴ(WFC)は、FRBがリスク管理とガバナンスの是正措置に関する同行の改革案を承認する見込みだと報じられ、上昇。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが証券取引委員会(SEC)に提出した投資開示報告で株式を新規取得したことが分かった石油会社のシェブロン(CVX)や通信サービスのベライゾン(VZ)がそれぞれ上昇。一方、一部売却が明らかになった携帯端末のアップル(AAPL)は売られた。また、クラウドベースの商取引プラットフォームを手掛けるショッピファイ(SHOP)は、売上高、1株利益ともにアナリスト予想を上回るも、来期の売上高の伸びが鈍化する可能性が警告され、下落した。

FRBは、1月下旬に開催したFOMCの議事要旨で、物価の上昇は一時的なものであり、量的緩和の縮小を議論するのは時期尚早との見方を示した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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