株価指数先物【引け後コメント】ランチタイムでのショートも後場はカバー中心に

市況
2021年2月19日 17時54分

大阪3月限

日経225先物 30040 -190 (-0.62%)

TOPIX先物 1930.0 -14.0 (-0.72%)

日経225先物(3月限)は前日比190円安の3万40円で取引を終了。寄り付きは3万20円とシカゴ先物清算値(3万120円)を下回って始まり、その直後には3万円の大台を割り込んだ。いったんは短期的な調整一巡感から打診買いを誘う格好となり、前場半ばには一時3万160円まで戻す場面もみられた。しかし、前引けにかけて再び売られ、ランチタイムで日銀のETF買い入れが見送られるとの警戒感も浮上し、一時2万9740円まで下落。ただし、さらに売り仕掛ける流れとはならず、後場は断続的にショートカバーが入り、終値では3万円を回復した。

従来であれば買いが入る状況だった18日に、日銀のETF買いが見送られたことで、市場では日銀のETF購入ルールが見直されるとの思惑が高まっている。そのため、本日の下げの中でも日銀は動かないのではないかとの疑念が広がったようである。ただし、結果的には後場はマイナスながらも総じてしっかりした動きであり、依然として需給状況は良好であろう。足元の調整は直近の急伸を受けた利益確定であり、ショートポジションを積み増す状況ではない。

NT倍率は一時15.60倍まで上昇し最高値を更新。その後は前日の水準を挟んでの推移であった。テクニカル面では上昇する5日移動平均線(15.47倍)が支持線として機能しているため、方向性としてはNTロングでの対応になる。

また、VIX指数はボトム圏での推移が続いているものの、25日、75日移動平均線が23.90辺りで推移しているため、この水準を超えてくるようであれば、市場はやや慎重姿勢に向かう可能性もあるだろう。

手口面では、日経225先物はゴールドマンが1630枚、BNPパリバが790枚、シティが670枚程度の売り越しに対して、SBIが630枚、BofAが600枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は野村が1400枚、JPモルガンが670枚程度の売り越しに対して、モルガンSが920枚、ソジェンが860枚、ゴールドマンが570枚程度の買い越しだった。

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