明日注目すべき【好決算】銘柄 フィード、西松屋チェ、セーラー (19日大引け後 発表分)

注目
2021年2月21日 11時00分

19日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

フィード <7068> [東証M]  ★今期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆21年5月期の連結経常利益を従来予想の6.2億円→8.2億円に31.1%上方修正。増益率が69.0%増→2.2倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。デジタルシフトの加速でインターネット広告需要が高まるなか、子会社アナグラムを中心にプロフェッショナルサービス事業の収益が想定以上に伸びることが寄与。リモート勤務の常態化に伴う費用の抑制なども利益を押し上げる。

ナフコ <2790> [JQ]  ★今期配当を7円増額修正

◆21年3月期の年間配当を従来計画の43円→50円(前期は39円)に増額修正した。好調な業績や財務状況などを踏まえ、株主への利益還元を増やす。

西松屋チェ <7545>   ★今期経常を14%上方修正・14期ぶり最高益更新へ

◆21年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の110億円→125億円に13.6%上方修正。増益率が4.7倍→5.3倍に拡大し、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年12月に続き、4回目。冬物衣料を中心に当初価格での販売が進み、値下げを抑制できたことに加え、販管費が計画内に収まったことが上振れの要因となる。

セーラー <7992> [東証2]  ★今期経常は黒字浮上へ

◆20年12月期の連結経常損益は1億2400万円の赤字(前の期は4400万円の赤字)に赤字幅が拡大したものの、続く21年12月期は7500万円の黒字に浮上する見通しとなった。今期は万年筆とインクの販売好調が継続するほか、汎用価格帯筆記具の販売強化などを通じ、主力とする文具事業の収益が好転する計画。

ラックランド <9612>   ★今期経常は黒字浮上で5期ぶり最高益更新へ

◆20年12月期の連結経常損益は3.8億円の赤字(前の期は10.4億円の黒字)に転落したものの、続く21年12月期は12.5億円の黒字に急浮上し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は新型コロナウイルス感染拡大の影響でずれ込んだ案件などが寄与し、売上高420億円と13.0%の増収を見込む。また、原価低減や生産性向上などを通じ、売上総利益率を3%以上引き上げることを目指す。

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