株価指数先物【引け後コメント】買い一巡後はこう着も3万円処で底堅さ

市況
2021年2月22日 17時48分

大阪3月限

日経225先物 30170 +130 (+0.43%)

TOPIX先物 1939.5 +9.5 (+0.49%)

日経225先物(3月限)は先週末比130円高の3万170円で取引を終了。寄り付きは3万240円とシカゴ先物清算値(3万200円)を上回って始まり、前場半ばには一時3万450円まで上昇する場面があったが、前引けにかけて利益確定の売りに押された。後場寄り付き直後に3万80円まで上げ幅を縮めたものの、売り一巡後は概ね3万200円~3万250円辺りでのこう着に。引けにかけてはグローベックスの米株先物が弱含みで推移していたほか、祝日前のポジション調整により上げ幅を縮め、3万170円で取引を終えた。

本日はショートカバー優勢の展開から始まった。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が7割を占めており、断続的にインデックス買いが流入している状況であった。買い一巡後は上値を抑えられる形ではあったものの、引き続き3万円処での底堅さがみられており、売り方はショートを仕掛けづらいところであろう。

また、日銀のETF買い入れについて、購入タイミングの見極めは3月の金融政策決定会合の通過を待つ必要があるため、ひとまず市場の期待値は低下するとみられる。

ただし、そうしたなかでもセンチメントは良好である。米長期金利の上昇傾向が警戒されている面はあるとはいえ、NT倍率は15.55倍と高値圏での推移が続いている。VIX指数は22.05とボトム圏での推移であり、引き続きリスク選好の流れは継続。米国では月末の年金売りに伴う需給が今後は重荷となる可能性があるものの、押し目狙いのスタンスは継続しておきたい。

手口面では、日経225先物はゴールドマンが644枚、ドイツが560枚、JPモルガンが490枚程度の売り越しに対して、ソジェンが710枚、野村が490枚、BNPパリバが390枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はABNアムロが910枚、ドイツが790枚、野村が450枚程度の売り越しに対して、BofAが1340枚、クレディスイスが690枚、ゴールドマンが490枚程度の買い越しだった。

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