話題株ピックアップ【夕刊】(1):アサヒHD、パナソニック、日経Dインバ

注目
2021年2月26日 15時13分

■日経Dインバ <1357>  432円  +31 円 (+7.7%)  本日終値

NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>が7%を超える上昇で25日移動平均線との下方カイ離を急速に埋め、底離れの兆しをみせている。日経Dインバは日経平均株価に対し逆方向に連動するETFで価格変動率がマイナス2倍に基本設定されている。そのため、日経平均が大きく下落する局面では上値指向を強める形となる。個人投資家は、株価の先行きに懐疑的で信用買い残は大幅に買い長となっていたが、直近は強気心理が優勢となり空売りの増加が目立っていた。

■荏原実業 <6328>  4,705円  +180 円 (+4.0%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

荏原実業<6328>は朝安後に切り返し、6日ぶりに反発に転じた。子会社の荏原実業パワーが25日の取引終了後、東京電力グループのエナジーゲートウェイ(東京都港区)が提供する「蓄電池AI最適制御システム」を搭載した蓄電池「EJ1-HB蓄電システム」を今春から発売開始すると発表しており、これが好感されたようだ。同蓄電池は、家庭内の電力消費状況や太陽光の発電量情報、蓄電池の残量などを、荏原実業パワーの通信ユニットを介してエナジーゲートウェイが提供するクラウドプラットフォームにアップロードし、独自のAIアルゴリズムを用いることで、家庭ごとに最適な充放電制御を可能にするという。両社は今後、VPP(仮想発電所)関連市場での活用も視野に入れ、温室効果ガス削減に貢献する製品やサービスの提供を進めていくとしている。

■ライト工業 <1926>  1,766円  +52 円 (+3.0%)  本日終値

ライト工業<1926>が大幅高。午後1時ごろ、21年3月期の連結業績予想について、売上高を1025億円から1065億円(前期比0.3%減)へ、営業利益を91億円から109億円(同10.4%増)へ、純利益を66億円から78億円(同10.4%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を40円から46円へ引き上げたことが好感されてた。従来は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を業績への下振れリスクとしていたが、業績への影響が限定的だったことに加えて、良好な受注環境により豊富な手ち持工事を確保できたことや施工効率の向上に努めたことが要因という。また、土木工事の採算性が向上したことも寄与した。

■三共生興 <8018>  514円  +14 円 (+2.8%)  本日終値

三共生興<8018>が高い。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が25日の取引終了後、関東財務局に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出した。これによると、シティインデックスイレブンスの同社株保有比率は5.01%となり、新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑が働いたようだ。なお、保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は2月17日。

■システナ <2317>  1,869円  +34 円 (+1.9%)  本日終値

システナ<2317>が3日ぶりに反発。オプティム<3694>が25日の取引終了後、テレワーク支援サービス「Optimal Biz Telework」の販売パートナーに同社を加えたと発表しており、これが好材料視された。同サービスは、テレワーク環境下でのコミュニケーションサポート、業務サポート、生産性向上サポートを実現するサービス。オプティムでは同時にバージョンアップを発表しており、組織・役職に応じたきめ細かな閲覧範囲指定する機能や、始業・終業時刻お知らせ設定の機能などを追加したとしている。

■Jストリーム <4308>  4,555円  +25 円 (+0.6%)  本日終値

Jストリーム<4308>が続伸。岩井コスモ証券は25日、同社株の投資判断を新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は4900円に設定した。同社は世界初のストリーミング専業のサービスプロバイダー。動画に特化した大容量ネットワークのインフラを持ち、多様な配信プラットフォームや端末に向けた配信のサポートを可能としている。コロナ感染症によってライブ及びオンデマンド配信など動画の利用が急拡大していることは、同社への追い風となる。また、得意とする医薬領域でもコロナの影響で動画コンテンツ配信の伸長が期待できるとみている。21年3月期の連結営業利益は会社予想18億円に対して20億5000万円(前期比3.7倍)を予想。22年3月期の同利益は24億円を見込んでいる。

■アサヒホールディングス <5857>  3,985円  -345 円 (-8.0%)  本日終値  東証1部 下落率7位

アサヒホールディングス<5857>が急落。25日取引終了後、第三者割当による新株予約権の発行を発表。潜在株式数の増加による需給悪化懸念から売りが膨らんだ。Asahi Refining USAに新株予約権を2000個(当初行使価格は42.94ドル)割り当てる。潜在株式数は約465万7661株。調達額は約2億926万ドルで設備投資や運転資金に充てる。

■パナソニック <6752>  1,365.5円  -77.5 円 (-5.4%)  本日終値

25日に業績修正を発表。「未定だった今期配当は10円減配」が嫌気された。

パナソニック <6752> が2月25日大引け後(17:00)に配当修正を発表。従来未定としていた21年3月期の年間配当は20円(前期は30円)実施する方針とした。

⇒⇒パナソニックの詳しい業績推移表を見る

■西武ホールディングス <9024>  1,280円  -70 円 (-5.2%)  本日終値

西武ホールディングス<9024>が大幅反落。25日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業損益を560億円の赤字から580億円の赤字(前期568億2300万円の黒字)へ、最終損益を630億円の赤字から800億円の赤字(同46億7000万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。「Go To キャンペーン」効果などで秋口に外出需要の想定以上の回復があったことから、売上高は3320億円から3340億円(前期比39.8%減)へ上方修正したが、固定費の削減が目標額に届かなかったことに加えて、固定資産の減損損失を追加計上することなどが響くとしている。

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