<マ-ケット日報> 2021年3月2日

市況
2021年3月2日 16時27分

2日の市場は日経平均が反落。終値は前日比255円安の2万9408円だった。前日の米株高や1ドル=107円近くまで進んだ円安を材料に朝方は買いが先行。日経平均は300円を超える上げ幅で3万円の大台に迫った。しかし、短期的な戻りの速さと3万円前後の売り物の多さが警戒され9時半以降は失速。その後は時間外取引の米株先物の下げもあってマイナス圏に落ち、さらに上値の重さを嫌気した売りで下げ幅を拡大させてしまった。やはり3万円のカベは厚く、大台回復には今のレンジで値固めが必要となりそうだ。

昨日の米国市場は新型コロナワクチンの早期普及期待からダウ平均は大幅反発した。米FDAが製薬大手J&Jの開発した1回接種型ワクチンの緊急使用を承認。本日にも接種が始まるとのことでワクチン浸透が早まるとの期待が高まった。2月のISM製造業景況感指数が市場予想を上回ったことも買い材料に。経済正常化への期待が高まり指数を一段と押し上げている。特に下落の目立っていたナスダック指数の上げが大きく目先の調整一巡感を強めている。

さて、東京市場は日経平均の3万円近辺での戻り売りに押され自律的な反落へ。現状では3万円以上を急いで買う理由が薄れており、実際に上値を買う主体も買い戻し以外には減っている。東証1部の出来高も減っており目先はレンジを形成する動きに移行しそうだ。チャート面では下値25日移動平均線(2万9247円)、上値10日移動平均線(2万9904円)に挟まれた展開となりそう。(ストック・データバンク 編集部)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.