前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年3月3日 5時20分

■日本アジアG <3751>  1,089円 (-138円、-11.3%)

東証1部の下落率2位。日本アジアグループ <3751> が大幅5日続落。1日の取引終了後、3月18日を基準日として300円の特別配当を実施すると発表した。同社に対しては、旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンスが1株1210円でTOBを実施中で、株価はTOB価格を意識した動きとなっていたが、今回の特別配当によりTOBが撤回される可能性が出てきたとの見方が強まり売りにつながっているようだ。

■ワークマン <7564>  7,650円 (-290円、-3.7%)

ワークマン <7564> [JQ]が3日続落。1日の取引終了後に発表した2月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比3.7%減と41ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。春物新商品のワーキングウェアやトレーニングウェア、アスレシューズなどが売り上げを伸ばしたほか、春物商戦の順調な立ち上がりが見られたものの、月を通じて気温が高く例年、売り上げ比率が高い防寒衣料やウインドブレーカーなどが低調に推移した。また、前年がうるう年のため営業日が1日少ない影響もあった。なお、全店売上高は同2.4%増だった。

■JAL <9201>  2,465円 (-89円、-3.5%)

日本航空 <9201> 、ANAホールディングス <9202> が下落したほか、日本郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株も軟調。2日は、全体相場が朝高後に軟化したが、これまでリターンリバーサルで買い戻されてきた景気敏感セクターへの売り圧力が目立った。一方で半導体をはじめハイテクセクターも下げは限定的ながら上値の重さが意識され、週明けにいったんは強気に傾いた市場のセンチメントが再び悪化した。

■ファストリ <9983>  104,700円 (-3,150円、-2.9%)

ファーストリテイリング <9983> が反落。全体相場は取引開始直後、前日1日の欧米株高を引き継ぎリスクを取る動きが活発だったが、その後は日経平均の上値が重くなり、先物を絡めたインデックス売りを浴び水準を切り下げた。同社株は日経平均寄与度の最も高い値がさ株で、この影響が直接反映される格好となった。

■クスリアオキ <3549>  8,320円 (-160円、-1.9%)

クスリのアオキホールディングス <3549> が反落。1日の取引終了後に発表した2月度の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比15.4%減と7ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。客単価は同7.2%増と伸長したものの、客数が同21.1%減と大きく落ち込んだ。

※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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