ナトコがカイ気配スタート、上期経常を14期ぶり最高益見通しに上方修正
ナトコ<4627>がカイ気配でスタート。3日の取引終了後に発表した21年10月期第1四半期(20年11月~21年1月)の連結決算で経常利益が前年同期比70.3%増の5億6200万円に拡大しており、これを好感する買いが入っている。
建材用塗料で高耐久商材や内装建材向け抗ウイルス塗料の販売が伸びたほか、テレワークの拡大を背景にモバイル製品向けコーティング剤の需要が旺盛だった。また、生産性の向上や経費削減なども利益拡大に貢献した。併せて、上期の同利益予想を従来の6億1500万円(前年同期比0.2%増)から9億4000万円(同53.1%増)へ大幅上方修正し、14期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。なお、通期の経常利益は従来予想の16億4000万円(前期は15億円)を据え置いている。