エイケン工業はしっかり、第1四半期営業利益53%増とToSTNeT-3による自社株取得を好感
エイケン工業<7265>はしっかり。3日の取引終了後、第1四半期(20年11月~21年1月)単独決算を発表しており、売上高15億9900万円(前年同期比9.7%増)、営業利益1億4200万円(同52.5%増)、純利益1億800万円(同56.0%増)と大幅な増益となったことが好感されている。
付加価値の高い大型車用フィルターや高性能オイルフィルター、プレス部品の拡販に注力したことが奏功した。また、生産量の増加に伴い生産効率が向上し売上総利益率が向上したことや、旅費交通費などの販管費が減少したことも寄与した。
なお、21年10月期通期業績予想は、売上高60億円(前期比11.4%増)、営業利益4億2200万円(同70.0%増)、純利益3億800万円(同36.0%増)の従来見通しを据え置いている。
また、2万5000株(発行済み株数の2.45%)、6787万5000円を上限とする自社株を今朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これも好材料視されている。株主への利益還元及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策をするためとしている。なお、取得結果はまだ発表されていない。