前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年3月5日 5時20分

■アルファクス <3814>  845円 (-180円、-17.6%)

アルファクス・フード・システム <3814> が急落。3日の取引終了後、辛澤氏及びマッコーリー・バンクを引受先とする71万9400株の第三者割当増資を実施すると発表。発行済株式数に対する希薄化率は28.62%となり、需給悪化を懸念する売りが向かった。なお、調達する約7億5745万円(差引手取概算額)はシステム開発費用や事業運転資金などに充てるという。

■ヴィアHD <7918>  229円 (-16円、-6.5%)

東証1部の下落率10位。ヴィア・ホールディングス <7918> が急反落。3日の取引終了後、経営状況や財務状況の悪化などを踏まえ、株主優待制度を一部変更すると発表しており、これが嫌気された。21年3月末から適用する新制度では、株主割引券の贈呈回数を年2回から年1回(3月のみ)に減らし、金額を現行の年間1万円~10万円相当から2500円~1万円相当へ大幅に減額する。また、割引内容についても会計1000円ごとに250円割引(現行は500円割引)に変更するという。

■ソフトバンクグループ <9984>  10,050円 (-550円、-5.2%)

ソフトバンクグループ <9984> 、ファーストリテイリング <9983> は急落。両銘柄とも日経平均寄与度の高い値がさ株として知られるが、きょうは先物主導のインデックス売りを浴びて大きく水準を切り下げる展開を余儀なくされた。

■日経レバ <1570>  31,800円 (-1,400円、-4.2%)

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> が大幅安。日経レバは日経平均に連動するETFで変動率が日経平均株価の2倍に基本設定されていることが特徴。全体相場のボラティリテイが高まると、短期の値幅取りに着目した資金の流入が活発化する。きょうは、前日の米株安を受け、日経平均が急反落、これに連動する動きとなっている。直近の日経レバの信用取組は買い残が増勢で売り残が減少しており、ひと頃よりも先高を見込む個人投資家が増えていることを示唆しているが、実際の値動きはそれとは逆方向に振れている。

■東京エレクトロン <8035>  42,530円 (-1,060円、-2.4%)

東京エレクトロン <8035> など半導体製造装置関連やSUMCO <3436> など半導体素材メーカーは売りが先行。米国株市場ではここハイテク株への売りが目立ち、半導体関連もそれに流される形で上値が重くなっている。前日はナスダック総合指数が大幅続落となったほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3%超の下げで連日の下値模索となり、2営業日合計の下げ幅は200ポイント近くに達した。半導体需給は引き続き逼迫状態にあり押し目買いニーズも強いが、足もとは利益確定の売りが優勢だ。東京市場でも米株市場を横目に半導体セクターへの売り圧力が意識されている。

※4日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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