積水ハウスは反発、22年1月期増収増益と増配見通しで自社株買いも実施

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2021年3月5日 12時32分

積水ハウス<1928>が反発している。4日の取引終了後に発表した22年1月期連結業績予想で、売上高2兆5520億円(前期比4.3%増)、営業利益2000億円(同7.2%増)、純利益1350億円(同9.3%増)と増収増益を見込み、年間配当を前期比2円増の86円を予定していることが好感されている。

在宅時間の増加に伴う付加価値の高い住宅・住環境の商品開発を強化するほか、19年10月に取得した鴻池組とのシナジーを高めることによる収益拡大を目指す。また、ブロックチェーン技術を活用した賃貸入居プロセスの一元化などによる、賃貸住宅の入居者サービス向上及び仲介事業の強化を図るとしている。

なお、21年1月期決算は、売上高2兆4469億円(前の期比1.3%増)、営業利益1865億1900万円(同9.1%減)、純利益1235億4200万円(同12.5%減)と減益となったが、従来予想の営業利益1750億円を上回って着地した。主力事業の戸建住宅は、新型コロナウイルスの感染拡大が営業活動に影響を与えたものの、営業制限が段階的に緩和され期後半は持ち直した。また、高品質な賃貸住宅への入居ニーズを捉えることで高水準な入居率を維持し、不動産フィーなどのストック型ビジネスも堅調に推移した。

また、800万株(発行済み株数の1.17%)、または150億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は21年3月5日から22年1月31日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を通じて株主利益向上を図るためとしている。

出所:MINKABU PRESS

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