本日注目すべき【好決算】銘柄 Ｂガレージ、サトウ食品、旭精機 (9日大引け後 発表分)

9日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

Ｂガレージ <3180> 　　★今期経常を一転26％増益・最高益に上方修正、3円増配へ

◆21年4月期の連結経常利益を従来予想の7.4億円→9.3億円に25.9％上方修正。従来の0.3％減益予想から一転して25.6％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年12月に続き、2回目。機能拡充による競争力の強化やWEBマーケティング効果、美容サロン業界流通のデジタル化加速を背景に、物販事業のEC売上高が大きく伸びることが寄与。M&Aに伴う新グループ会社の収益計上も上振れに貢献する。

業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は13円(前期は10円)実施する方針とした。

サトウ食品 <2923> [東証２]　　★今期経常を一転58％増益・最高益に上方修正

◆21年4月期第3四半期累計(20年5月-21年1月)の連結経常利益は前年同期比97.4％増の24.7億円に拡大して着地。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う内食需要の高まりを追い風に、包装米飯、包装餅ともに主力製品を中心に販売が伸びたことが寄与。生産性の向上も大幅増益に貢献した。

併せて、通期の同利益を従来予想の10.8億円→17.8億円に64.8％上方修正。従来の4.4％減益予想から一転して57.5％増益を見込み、に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

旭精機 <6111> [名証２]　　★今期最終を78倍上方修正

◆21年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の500万円→3億9000万円に78倍上方修正。減益率が98.8％減→3.5％減に縮小する見通しとなった。三菱重工業 <7011> の生産計画や航空業界の動向を踏まえ、三菱重の神戸造船所内に開設していた航空機部品工場から撤退。これに伴い、三菱重から受け取る5.6億円を特別利益に計上することが上振れの要因。

株探ニュース