イントランスが急落、21年3月期業績予想の下方修正と株主優待の中止を嫌気
イントランス<3237>が急落している。10日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を35億円から12億1000万円(前期比3.1%増)へ、営業損益を4億円の黒字から5億4000万円の赤字(前期9億3100万円の赤字)へ、最終損益を1億2000万円の黒字から7億3300万円の赤字(同10億1300万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。
計画していた大型の販売用不動産(信託受益権)について、売買契約の締結には至ったものの、決済・引き渡しが翌期に持ち越こされる予定から、売上高が計画を大きく下回ることが要因としている。また、業績悪化を踏まえ、21年3月末を基準日とする株主優待制度を中止すると発表しており、これもネガティブ材料となっているようだ。