株価指数先物【昼のコメント】上値追いは慎重ながらも、底堅さは意識される
日経225先物は11時30分時点、前日比50円高の2万9640円(+0.16%)前後で推移している。寄り付きは2万9580円とシカゴ先物清算値(2万9540円)を上回って始まった。現物の寄り付き直後には2万9530円まで弱含むものの、すぐさま反転し一時2万9720円まで上昇幅を広げている。その後はやや軟化するものの、2万9600円辺りでの底堅さがみられている。
NT倍率は先物中心限月で15.21倍に低下しており、テクニカル面では75日移動平均線を挟んで推移している。指数寄与度の大きいところでは、ファーストリテイリング <9983> の堅調な値動きに対して、ソフトバンクグループ <9984> 、東京エレクトロン <8035> が重荷となる。ただし、週末の米長期金利上昇を受けた流れとみられ、想定内であろう。一方で長期金利はやや落ち着いて推移しているほか、グローベックスの米株先物が上昇していることもあり、売り方は仕掛けづらい。上値追いは慎重ながらも、底堅さは意識されそうである。
株探ニュース