東京株式(前引け)=小幅続伸、FOMC待ちで様子見も材料株人気は旺盛
17日前引けの日経平均株価は前営業日比25円12銭高の2万9946円21銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億4122万株、売買代金概算は1兆2420億8000万円。値上がり銘柄数は960、対して値下がり銘柄数は1103、変わらずは132銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、売り買い交錯のなか日経平均は小幅プラス圏で着地した。前日の米国株市場ではNYダウが8日ぶりに下げるなど上昇一服となったことを受け、上値の重い展開を強いられた。FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見の内容を見極めたいとの思惑が様子見ムードにつながっている。ただ、半導体関連の一角が買い戻されたほか、中小型の材料株物色意欲は旺盛で下値抵抗力も発揮している。なお、TOPIXは小幅マイナス圏で引けている。
個別では東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が強く、キーエンス<6861>も上昇した。日本電産<6594>が堅調、NEC<6701>、ダイキン工業<6367>なども買い優勢。丸運<9067>、わかもと製薬<4512>がストップ高、アイロムグループ<2372>も物色人気。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、楽天<4755>も売りに押された。トヨタ自動車<7203>が売りに押され、日本航空<9201> 、ANAホールディングス<9202>など空運株も軟調。日本アジアグループ<3751>、宮越ホールディングス<6620>、ユーグレナ<2931>などが大幅安。