株価指数先物【引け後コメント】NTショートの流れも次第に落ち着きをみせてくる可能性
大阪6月限
日経225 28810 -120 (-0.41%)
TOPIX 1958.5 -15.5 (-0.78%)
日経225先物(6月限)は前日比120円安の2万8810円で取引を終了。寄り付きは2万9120円とシカゴ先物清算値(2万9115円)にサヤ寄せする形で買いが先行し、現物の寄り付き直後には2万9320円まで上昇幅を広げた。しかし、買い一巡後は2万9100円を挟んだこう着となり、前引けにかけては2万9000円水準まで軟化。後場に入り2万8900円辺りで下げ渋る場面もみられたものの、引けにかけて一段安となり、2万8810円で取引を終えた。
米ハイテク株主導によるナスダックの上昇を受けて、ファーストリテイリング <9983> はカイ気配から始まり、東京エレクトロン <8035> も大幅に上昇するなど、指数寄与度の大きい値がさ株がけん引する形で始まった。日銀のETF買い入れ対象の変更をきっかけにTOPIX型に大きく資金シフトしていたこともあり、急ピッチのNT倍率の低下に対する日経225型への巻き戻しの流れとなった。寄り付き後早い段階でこの動きも一巡し、その後はこう着感の強い相場展開であったものの、東証1部の値下がり数が8割近くを占めるなど巻き戻しの過程でTOPIX型への売りの影響も大きく、NT倍率は先物中心限月で若干上昇し、14.71倍で終えている。米国市場の物色の流れを受けて、グロース優位とはなったものの、日経平均はプラスをキープすることはできず、連動性は薄れている。米長期金利の動向を受けた市場反応も見られるとはいえ、寄り付き後早い段階で織り込み、その後はこう着感の強い相場展開を続ける形である。年度末を控えていることから商いのボリュームも膨らみづらくなるため、足元のNTショートの流れも次第に落ち着きをみせてくる可能性はあると考えられる。
手口面では、日経225先物はみずほが880枚、クレディスイスが530枚、ABNアムロが500枚程度の売り越しに対して、BofAが850枚、野村が690枚、JPモルガンが370枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は、ソジェンが1400枚、ABNアムロが1090枚、ゴールドマンが1040枚程度の売り越しに対して、BofAが1990枚、みずほが800枚程度の買い越しだった。引き続き、BofAによるTOPIX先物買いが目立つ。
株探ニュース