海運株が業種別値上がり率トップ、米株市場で景気敏感株に買い戻し
日本郵船<9101>、 商船三井<9104>、 川崎汽船<9107> の大手3社をはじめ海運株が軒並み高に買われ、東証1部33業種の中で業種別値上がり率トップとなっている。前日の米国株市場では景気敏感株が買われて全体相場を支え、NYダウは一時360ドルを超える上昇を示す場面もあった。バイデン政権が打ち出した追加経済対策が景気を浮揚させることへの期待感が強い。東京市場でも、直近は景気敏感株に利益確定の動きが強まったが、目先売り一巡から仕切り直しの買いが入ってきた。海運業界は景気回復を背景としたグローバル物流の回復を背景に、コンテナ船市況やばら積み船市況が急改善しており、景気敏感セクターを象徴する銘柄群として買いを引き寄せている。