株価指数先物【寄り前コメント】 ギャップスタート後は次第にNTショートの流れに

市況
2021年3月26日 8時21分

大阪6月限ナイトセッション

日経225先物 28910 +290 (+1.01%)

TOPIX先物 1962.0 +19.5 (+1.00%)

シカゴ先物 28860 +240

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

25日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。売り優勢の展開から始まり、NYダウは一時3万2000ドルに近づく場面も見られた。しかし、その後はバイデン大統領が就任後100日間のワクチン接種目標を、従来の1億回から2億回に引き上げたことを受けて経済活動の正常化期待が高まった。また、新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことなども材料視され、上昇に転じている。一方で、7年債入札が不調だったことから長期金利は上昇しており、ハイテク株の上値の重荷となった。 

シカゴ先物清算値は大阪比240円高の2万8860円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比20円安の2万8600円で始まり、米国市場の取引開始後には2万8480円まで下落する場面が見られた。しかし、その後に米国市場が上昇に転じた流れを引き継ぐ形から切り返しており、2万8910円とナイトセッションの高値で取引を終えている。

本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップスタートとなろう。米国市場の上昇を受けてインデックスに絡んだ商いが集中しやすく、上昇幅を広げやすい。VIX指数は一時23.55まで上昇したが、その後は低下しており19.81で終えていることも安心感に繋がろう。

一方で、長期金利の上昇を受けたハイテク株の戻りの鈍さは、東京市場においても警戒されやすい。SOX指数は上昇しているものの小幅にとどまっており、指数インパクトの大きい値がさ株ハイテク株などに関しては、買い一巡後の動向に注意しておきたい。また、ADRではファーストリテイリング <9983> とソフトバンクグループ <9984> が、相対的に弱い値動きをみせていることもあり、日経平均株価の重荷となりそうである。そのため、買い一巡後はNTショートの流れにシフトしやすいと見ておきたい。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.