神戸鋼が上値指向鮮明に、21年3月期営業利益大幅増額し5円復配でサプライズ

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2021年4月6日 9時04分

神戸製鋼所<5406>が寄り付き大口の買いが入りカイ気配スタートで3日続伸、上値指向を鮮明化させている。鉄鋼セクターは新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした世界景気の停滞により業績面で逆風環境に置かれていたが、足もと収益環境の改善がみられるようになった。同社は5日取引終了後、21年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の100億円から230億円(前の期比2.3倍)に大幅増額、これがサプライズとなり買いを呼び込んでいる。経費削減などの合理化努力に加え、前期の自動車減産の影響がその後の回復によって想定以下にとどまったこと、為替のドル高・円安メリットなどが発現したことが収益押し上げ要因となっている。更に、これまで無配としていた年間配当についても5円の復配を決め、これも買い人気を助長する格好となった。

出所:MINKABU PRESS

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