JINSHDが3日続伸、21年8月期業績予想と中間配当を上方修正
ジンズホールディングス<3046>が3日続伸し年初来高値を更新している。5日の取引終了後、21年8月期の連結業績予想について、最終利益は44億円から49億6300万円(前期比2.9倍)へ上方修正し、17円を予定していた中間配当を25円に引き上げ、年間配当を57円から65円としたことが好感されている。円安の影響で為替差益の計上があるほか、子会社の清算に伴う繰延税金資産の計上があるためという。
一方で、売上高は718億円から701億4300万円(同16.4%増)へ、営業利益は83億円から82億1200万円(同46.2%増)へ下方修正した。緊急事態宣言の再発令により、特に都心を中心とした繁華街への往来を避ける傾向が続き、国内アイウェア事業で既存店売上高が予想を下回っていることが要因としている。
なお、同時に3月度の月次売上状況を発表しており、既存店売上高は前年同月比13.4%増と2カ月連続で前年実績を上回った。前年の新型コロナウイルス感染症に伴う、外出自粛要請などの影響による客数の大幅減少の反動があったことが要因としている。