新日本電工は異彩放つ上値追い、水素ステーションの有力株として頭角現す
新日本電工<5563>の上値追いが鮮明だ。3月下旬を境に急速に上放れ、きょうまでの直近10営業日で下げた日はわずかに1日のみ、9勝1敗となっている。日本製鉄系の合金鉄大手で、水素吸蔵合金で実績が高く、世界的な電気自動車(EV)シフトを背景に2次電池材料や、脱炭素が世界的なテーマとなるなかで水素貯蔵システムなどへの展開に期待がかかっている。水素貯蔵システムについては燃料電池車普及のカギを握る水素ステーションのインフラ拡充と絡むだけに今後、一段と注目度が高まりそうだ。