吉野家HDは反発、21年2月期業績の赤字縮小を好感
吉野家ホールディングス<9861>は反発。6日取引終了後、21年2月期連結業績予想の赤字縮小を発表したことが好感された。売上高は1723億円から1703億4800万円(前の期比21.2%減)に見直したが、営業損益は87億円の赤字を53億3500万円の赤字(前の期は39億2600万円の黒字)、最終損益は90億円の赤字を75億300万円の赤字(同7億1300万円の黒字)に修正した。売上高は1月の緊急事態宣言による営業時間短縮の影響もあり、従来予想を下回る見通し。ただ、損益面では仕入れコスト低減を含む全社的なコストダウンの効果が表れたほか、原価ロスや労働時間などのコストコントロールが奏功し、下期の営業利益は黒字に転じたようだ。また、助成金収入を営業外収益に計上したことも業績の押し上げ要因に働いた。