NY株式:NYダウ305ドル高、良好な決算や3月小売売上高を好感

市況
2021年4月16日 7時00分

米国株式市場は上昇。ダウ平均は305.10ドル高の34035.99ドル、ナスダックは180.92ポイント高の14038.76で取引を終了した。良好な銀行決算を好感し、寄り付き後、上昇した。3月小売売上高が10カ月ぶりの大幅な伸びを記録したほか、週次新規失業保険申請件数も予想以上に減少したため強い景気回復への期待も強まり、終日堅調に推移。長期金利の低下を受けたハイテク株の買いも目立ち、相場を支援した。ダウは史上最高値を更新して終了。セクター別では、ヘルスケア機器・サービス、半導体・同製造装置が上昇、銀行やエネルギーが下げた。

医療保険会社のユナイテッドヘルス(UNH)は決算が予想を上回ったほか、2021年の業績見通し引き上げが好感され上昇した。半導体のエヌビディア(NVDA)や貨物運送会社のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)はアナリストによる投資判断引き上げが好感され、上昇。一方で、航空宇宙事業を手掛けるバージンギャランティック(SPCE)は、届け出で、創業者ブランソン氏による株式売却が明らかになり、下落。銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は四半期決算が予想を上回ったものの、弱い融資の伸びや長期金利の低下が嫌気され、下落した。

金融のシティグループ(C)は3月に就任したばかりのフレーザー最高経営責任者(CEO)が、中国や韓国、ロシアなど、アジアと欧州計13カ国・地域の消費者向け業務から撤退すると発表。高利益が得られる法人や富裕層向けサービスに集中し、収益力を強化する。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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