１６日の株式相場見通し＝続伸、米株高を追い風に上値指向
１６日の東京株式市場は、主力株を中心に買い優勢となり日経平均は続伸しそうだ。前日の米国株市場では、３月の米小売売上高など重要経済指標の発表が相次いだが総じて好調な内容となり、市場のセンチメントを強気に傾けた。ＮＹダウは初めて３万４０００ドル台に乗せた。また、米長期金利が１．５％台まで低下したことでハイテク株比率の高いナスダック総合指数も大きく買われた。これを受けて東京市場でもリスクを取る動きが強まることが予想される。ただ、国内で新型コロナウイルスの感染者数が拡大傾向にあることは警戒材料。今月下旬から３月決算企業の決算発表を控えるほか、現地時間１６日の日米首脳会談を控え、この結果を見極めたいとのニーズもあり上値も限定的となりそうだ。
１５日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３０５ドル１０セント高の３万４０３５ドル９９セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同１８０．９２３ポイント高の１万４０３８．７６３だった。
日程面では、日米首脳会談（ワシントン）。１～３月の中国ＧＤＰ、３月の中国工業生産、３月の中国小売売上高、３月の中国都市部固定資産投資、３月の中国都市部新築住宅価格、３月の米住宅着工件数、４月の米消費者態度指数など。