<マ-ケット日報> 2021年4月20日

市況
2021年4月20日 16時25分

20日の市場は日経平均が4日ぶりに大幅反落。終値は前日比584円安の2万9100円で、先月24日以来の安値となった。前日の米株安に加え、国内で新型コロナの感染拡大が止まらず、東京、大阪の緊急事態宣言の発令要請報道など、経済活動を抑制する動きが出ていることが短期筋の売りを急がせている。米国で半導体株指数(SOX)が急落していることや、1ドル=107円台に一時入った円高も影響したようだ。

昨日の米国市場は連日で史上最高値を更新した反動からダウ平均は4日ぶりに反落した。この日は長期金利の上昇でハイテク株が売られ、暗号資産のビットコインが急落したことも短期資金の動きに影響を与えた。ダウ平均は一時220ドルほど下げたが、押し目ではそれなりに買いも入り下げ幅を半分程度に縮めている。事前予想を上回る経済指標や好調な決算が相次ぎ、景気と企業業績の改善が続くとの見方が相場の支えとなっている。

さて、東京市場は突然の大幅下落となり、日経平均がもち合いを下放れるような格好となっている。東京、大阪といった首都圏の緊急事態宣言で全国的な経済活動の低下も懸念され、今はそれを織り込む動きとなっている。緊急事態宣言が出ると企業も慎重な業績見通しを発表する可能性があるため、当面は買い方も手を出しにくいところであろう。(ストック・データバンク 編集部)

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