欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、コロナ再拡大でリスクオフのドル買いも

通貨
2021年4月21日 17時25分

21日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。日本をはじめ世界的な新型コロナウイルスのまん延で、リスク回避の円買いに振れやすい。同時に、欧米株安ならドルにはリスクオフの買いが入り、対円でも下げづらいだろう。

重要経済指標など具体的な手がかりが乏しいなか、ドル・円は方向感のつかみにくい値動きが続く。前日は米10年債利回りの低下でドル売りが優勢となったが、ユーロ・ドルの弱含みを受けドル・円は108円付近を維持した。本日アジア市場で日本のコロナ再拡大により東京都や大阪府など大都市で緊急事態宣言が発令される見通しとなり、日経平均株価の大幅続落を背景に円買いが先行。ただ、ドルにはリスクオフの買いも強まり、対円では下げ渋った。

この後の海外市場では、欧州通貨や長期金利、株価の動向が材料視される。明日開催の欧州中銀(ECB)理事会ではハト派方針が織り込まれるほか、足元のユーロ高をけん制する可能性があろう。また、ドイツの政治情勢の混乱も警戒され、ユーロ売りに振れやすい。ポンド・ドルは重要な節目である1.40ドル付近は強い売りが観測され、上値の重さが嫌気されれば下落基調の見通し。ドル・円は欧州通貨安がサポートするほか、リスクオフのドル買いも想定される。

【今日の欧米市場の予定】

・17:00 南ア・3月消費者物価指数(前年比予想:+3.3%、2月:+2.9%)

・21:30 カナダ・3月消費者物価指数(前年比予想:+2.3%、2月:+1.1%)

・23:00 カナダ中銀が政策金利発表(0.25%に据え置き予想)

《FA》

提供:フィスコ

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