株価指数先物【昼のコメント】 2万9000円固めの動き
日経225先物は11時30分時点、前日130円高の2万9100円(+0.44%)前後で推移している。寄り付きは2万9130円とシカゴ先物清算値(2万9215円)を下回って始まり、現物の寄り付き直後には2万8900円まで軟化。しかし、2万8900円~2万9000円での底堅さを確認すると、前場半ば以降はリバウンドを見せてきており、一時2万9160円まで上昇幅を広げている。
朝方は緊急事態宣言の影響や菅政権初の国政選挙で与党が敗れたことによる政局の不透明感も警戒されたようだ。ただし、2万9000円を上回ってきたことにより、同水準での底固めの動きが引き続き意識されよう。東証1部の騰落銘柄は値上がり数、値下がり数が拮抗し、売買高は5億株を下回る薄商いのなか、こう着感の強い相場が続きそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で15.18倍に上昇。引き続きレンジ内での推移ながら、日経平均株価の2万9000円固めが意識される状況においては、NTロングのスタンスになりそうだ。
株探ニュース